台風って、昔はハワイの方から来てたって知ってる?
最近、台風の動きがどんどん妙なことになってきている。
みんな気づいてる?
関心無し?
高校の頃、夏休みの地学の宿題で発生した台風の進路を書き留めるという課題が出た。先生から太平洋が半分を占める地図を渡された。台風が1個も発生しなかったら真っ白のまま提出してOKという、ざっくりとした宿題だった。
地学の夏休みの宿題、他の学校ではどんな感じなんだろう。誰にも聞いたことがないからわからないな。
「台風、発生しないといいな~」
そんなことを思っていたけど、1つか2つは発生したと記憶している。その台風は沖縄までは来なくて、途中で途切れて終わった。
私は高校の地学の宿題があってから「台風はどこで発生するか」ということに少し関心を持つようになりました。それまでは「台風が来たら休校だ」とわくわくして、バスが止まりまるか止まらないかに関心があった。
私が台風の発生位置を気にし始めたその頃は、台風は遠くハワイの近くからやってきていた。
ずっと遠いところから偏西風に押されて西へ西へと近づいてくる。近づくほどに勢力は増して、勢力が増せば風は強くなる。だから沖縄の人は勢力の強さを気にする。
何年前の事か正確には覚えていないけれど、ある時からフィリピンの近くで台風が生まれるようになった。驚きだった。
「台風がこんなに近くで生まれるなんて!」
ところが、だ。
フィリピンの近くで生まれることが珍しくなくなった頃、台風は沖縄を避けるように動くことが増えた。台湾を通過して中国を舐めて九州へと向かうコースが増えたように思う。
「台風銀座なんて呼ばれてたけど、最近、沖縄に直撃しなくなったな」
台風は暴風による被害と水害を起こすよくないやつではあるけれど、海をかき混ぜてくれるという利点もある。太陽に照らされて熱くなった海をかき混ぜて少し冷ましてくれるのだ。
台風の直撃が減り珊瑚の白化現象が度々問題に上がるようになった。
珊瑚は生き物だ。熱すぎては死んでしまう。そして、珊瑚が死んでしまうと一見真っ白できれいな珊瑚の海になる。人間で例えると白骨死体みたいなものだ。
台風に海をかき混ぜて温度を下げてもらわなければならない。
フィリピンの近くで生まれることが増えた台風は、最近では沖縄本島の近くでも生まれるようになった。
台風は東の海で生まれ西へ西へと進んで沖縄に近づく頃には北西へと向きを変える。そして、沖縄を過ぎると東へ流れる偏西風に乗って九州や本州へと向かう。それが昔の大きな流れだった。
フィリピン近海や沖縄本島の近くで台風が発生するようになった最近では、台湾を通過し中国大陸に向かうことが増えた。
沖縄本島を過ぎた後、向きを変えず西へ進み続ける。向きを東に変える位置が上にずれている気がする。
本州の東から台風がやってくることも増えたように思う。
もしかしたら、そのうち沖縄に台風は来なくなって九州四国辺りに上陸してから東に向きを変えるというルートが常習化するんじゃないかと思いながら観察している。
そうなったら北海道にも勢力の強い台風が来ることが珍しくなくなるかもしれない。
そして、昔沖縄に来ていたような勢力の強い台風が本州を襲うようになったらと思うと恐ろしく思う。
沖縄と本州では家の作りが違う。大都市のコンクリートでできた建物は大丈夫だとしても、昔ながらの木造家屋は暴風に対してどれくらい耐えられるように作られているのかと心配になる。取り越し苦労であればいいなと思う。
固い沖縄の土と比べると本州の本土の土は柔らかいように感じてる。土砂崩れも今より酷くなるんじゃないかと危惧する。
私が先読み心配性なだけだといいなと思う。
■■ 台風って、 ■■
■■ 昔はハワイの方から来てたって知ってる? ■■
──終わり──




