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キミと1フレームの世界  作者: トラヤラノ
2/10

2フレーム目 『ものぐさな彼』

 また彼がバイトをサボったらしい。


 運送会社はきついと言う。

「猫が運んでくれたら楽なのにな」

「それはもうあるでしょ」

 私からすると、彼はものぐさだ。人の荷物はおろか自分の荷物すらろくに運ぼうとしない。

 1メートル先のものを取りに行くのも億劫だという。ものぐさにも程がある。

 牛乳が少なくなったら、気づいた方が買っておくルールなのに、彼が率先して買いに行ったことは、一度も無い。まったく。


 そうそう、こないだは私がゲリラ豪雨にあって、「駅から帰れない」と連絡したのに、なかなか傘を持ってこなかった。


 数十分待ってたら、やっと彼が来た。


 彼の手には近所の洋菓子屋の箱を持っていた。

「これ急に食べたくなったんだ。後で食べようぜ」


 なんだよ。キミ、変なところで、ものぐさじゃないな。

 ちゃんとバイト行けよ。


 ケーキ美味しかったです。


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