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出戻りサチコのやり過ごし  作者: 泉とも
天狗の仕業編
246/518

・おまけ

・おまけ


 装備品:武器:鈴鹿貴童丸


 種別:刀:片/両 職業 戦・侍・将

 属性:G・N・E 性能:気絶・対不死

 攻撃回数:四回

 ダメージ:レベル+『信仰心』による補正

 SP開放 人・悪・神仏に特効


 備考:道具として使用することで、防御力が大幅に上昇するのだが、サチコは使い方を知らない。


 説明:鈴鹿御前が余所の鬼神から奪い取った、三明の剣が一つになった後、千年以上経ってからウルカによって修復された姿。数多の血と霊魂によって復活、往時よりも性能は向上、更なる神通力を宿しているが現代ではその力を向けるべき相手がほとんどいない。

 

 素材の大半が生物由来の自然に優しいバイオでオーガニックな刀。


 ウルカの言っていた呪いと祝福とは『敵に対し破滅を齎す呪い』と『持主に対し勝利を齎す祝福』のことであり、つまりは洋の東西とか言い方とか捉え方とか宗派が異なるだけで、根っこは同じものであり、その本質は強烈な攻撃バフの重ね掛け。


 その力を転用すれば強力無比な防御力を持つことができる。が、その効果を使用するためには神様たちの知識や血筋が必要なので、残念ながらサチコは相応しい持主とは言えない。


 また非常に重たく硬い大刀であるため、通常の武器として使っても十分強いのだが、やはり銃と比べると見劣りしてしまう……。

 

 ちなみに何人切っても汚れが付かない抗菌仕様と、何人切っても刀身が歪まない形状記憶で、お手入れも簡単。


 使用素材:贄鋼・妖水・躯粉・死油


 素材解説


贄鋼(にえはがね):数多の生き物を問わず採集した血液から取り出した鉄と、少量のなんやかんやから精製された鋼。妖怪たちからは机上の物質とされたが、人間が死山血河を築いたことで、現実のものとなった。


妖水(ようすい):水棲妖怪や、それに類する存在が入った水。とてつもなく濁っているが科学的な汚染とかはない。水妖を犠牲にした水を用いて作ったものは、より上質な出来となる。サチコを襲った河童は水の中に熱された刀を突っ込まれて遭えなく消滅、元いた河には平和が訪れた。


躯粉(むくろごな):贄鋼を作る際に出た廃棄物を粉々にした物。助燃材に適する。石灰だったり鉄粉だったり燐だったりと種類は多岐に渡る。


死油(しあぶら):贄鋼を作る際に出た死骸や、鉄の抽出過程で出た死骸から、文字通り搾り取った油。贄鋼に良く馴染む。広義にはラードなども死油と言えなくもないのだが、こういうことを言うとウルカは嫌な顔をする。

誤字脱字を修正しました。

文章と行間を修正しました。

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