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巻の五十八   弥生の昔語り弐(前)

巻の五十八   弥生の昔語り弐(前)


 直也と弥生は北へとゆっくり歩を進めていた。これから夏に向けて暑くなるから、そう言った弥生の提案に従って。

 ここは福島にほど近い街道沿いである。歩く二人の耳にどこからともなく雅楽の音が聞こえてきた。祭礼があるらしい。

「ほう、なかなかの音色じゃ」

 弥生は嘗て宮中に仕えていたこともあるので、そういった事には詳しいのだ。

「それじゃちょっと見物していくか」

 直也に誘われ、音の方へ向かう。


 由緒のありそうな神社で、夏至の祭、その練習を行っているようだ。

 しょう篳篥ひちりき、横笛、琵琶、そう鞨鼓かっこ、太鼓、鉦鼓しょうこが揃っている。

 曲は弥生も聴いたことのない曲であった。おそらく伝えられているうちに少しずつ変化してきたためであろう。

「なかなか上手いな」

 曲に合わせて獅子が舞を舞っている。会津若松の方では彼岸に獅子舞を舞うと言うが、その流れをくむものかも知れない。

 直也は単純にその舞に興じ、楽の音を聞いていたが、ふと弥生を見ると…

 何と、弥生はその双眸に涙を溜めていた。

「や、弥生!?…いったいどうしたんだ?」

 慌てて弥生に問いただす直也。しかし弥生はその問いには答えず、

「…直也、もう行こう」

 とだけ言って、その神社を後にしたのだった。直也も訳がわからないまま弥生の後を追った。

 

 その日は福島の町外れにある旅籠に泊まることにした。

 まだ外は明るかったが、直也が何となく疲れた、と言いだしたので休養のために早くに宿を取ったのだ。

 その宿の部屋で直也は、

「なあ弥生、俺にも話してくれないのか?…さっき、何で涙を浮かべていたんだよ?」

「……」

「弥生!」

 あくまで黙りを決め込もうとする弥生に、直也が少し強い声を出した。

「そりゃ、弥生から見たら俺なんて若僧どころか小僧だろうし、頼りになんか出来ないことは自分でも承知してる。だけど、話してくれたっていいじゃないか。話すことで楽になることだってあるだろう?」

 そう言う直也の顔を弥生はまじまじと見つめ、

「儂はお主をそんな風に見てなぞおらぬ。…悪かった、それでは訳を話すとしようか」

 直也は容を正して弥生が口を開くのを待った。

「…あの鞨鼓かっこは…儂の父母じゃ」

「え!?」

 予期しなかった言葉。弥生の両親? 直也は更に弥生の言葉を待った。

「あの鞨鼓かっこの皮は…片面は儂の父、もう片面は母の狐の皮で出来ておった」

 直也は衝撃を受けた。弥生の親の話は生まれて初めて耳にしたのだ。

「音を聞いていたら…いたたまれなくてのう…済まなんだな、心配かけてしまって」

 そう言って寂しそうに笑う弥生に、直也は、

「ごめん、弥生…」

「何故お主が謝る」

「辛かったろう…?…無理に聞いたりしてごめんよ」

 弥生は首を振って、

「ふふ、思えばこの姿になってもう長い。…狐であることを忘れそうになることもあるが…儂は…狐なのじゃな…」

 そう言って寂しげな笑みを浮かべた。

 直也はそんな弥生を見て、

「…ちょっとそこらを散歩してくる」

 そう言って宿を出て行った。

 一人残った弥生は、

「直也…お主に心配をかけるなぞ守役失格じゃな」

 そうひとりごちていた。


*   *   *


 日も傾き、外は薄暗くなってきた。

「直也の奴…どこまで散歩に行ったのじゃ」

 弥生も少し心配になってきた時、

「ただいま、弥生」

 直也が帰ってきた。手に何か包みを持っている。

「直也、何じゃ、その包みは?」

 弥生が尋ねた。

 直也は包みを置き、無言で解いた。それを見た弥生の目が丸くなる。

「な…!…それは…!!」

 そこから現れたのは、先程の神社で祭礼に使われていた鞨鼓かっこ

「直也、どうしたのじゃ、これは?」

 直也は微笑んで、

「さっきの神社に行って、譲り受けてきた。…かなり古い鞨鼓かっこだったし、そろそろ皮も張り替えるようなことを言っていたから、頼み込んだら譲ってくれたよ」

 弥生は鞨鼓かっこを手に取る。その目に涙が浮かんだ。

「直也…」

 ふと、直也から感じる金気が減っていることに気付く。懐の翠龍はそのままだが、郡上八幡で再刃した小刀が無い。

「…直也、聞くが、この鞨鼓の値はいかがした?」

 直也は困ったような顔で黙っている。

「直也、儂も父母のことを打ち明けたのじゃ。お主も正直に話してくれ」

 そう言われて直也も重い口を開いた。

「…小刀と交換した」

「何と!!」

 弥生は一驚した。

「あの小刀は、旅立つ時にお主の母が渡してくれたものじゃろうが!…お主もそれだからこそ大事にして、折れたものを再刃してまで持っていたがったのじゃないのか!?…それを…儂なぞのために…」

 直也は笑って、

「うん、確かに大事にしていたさ。…でも、あれは『母さんから貰った刀』であって母さんじゃない。…その鞨鼓かっこは弥生の父さん母さんなんだろう?…比べるまでもないじゃないか」

「馬鹿者…馬鹿者が…」

 鞨鼓かっこを抱きしめながら弥生は涙を流した。直也はそんな弥生の隣に座り、肩をそっと抱きしめるのだった。

「…ありがとう」

 弥生がぽつりと言った。

 直也は驚いた。弥生に「済まぬ」と言われたことはあっても、礼を言われた事なんて記憶になかった。

「もう忘れたつもりじゃったが…やはり父母のことは忘れられぬ」

「それがあたりまえじゃないか?」

 弥生は少し照れた顔で、

「…気が付けば…儂の方がお主に支えられていたのじゃな」

「お互い様だよ、俺なんて弥生がいてくれなかったら、ここまで旅を続けて来られなかったと思う」

「お主も…立派になった」

 今度は直也が照れた顔をする。

「やめてくれよ、いつも通りにしてくれよ」

 弥生は微笑み、鞨鼓かっこの皮を張っている紐を解き始めた。

「どうするんだ?」

「皮は父母のものじゃが、胴は縁も何もない。じゃから皮だけ外すのじゃよ」

 そう言って微笑んだ弥生の顔はまだ少し寂しげなものの、いつもの調子を取り戻していた。

 すっかり皮を取り外すと、自分の懐刀を取り出し、器用に裁っていく。その傍ら、

「直也、済まぬが宿の者に針と糸を借りてきてくれぬか」

 と頼んだ。

 直也がそれらを借りてくると、ちょうど皮を裁ち終わったところである。

「手間をかけたのう」

 そう言って、弥生は器用に皮を縫い合わせ、袋状にしていく。たちまちにして小さな守り袋が出来上がった。

 中に入れるのは裁ち残した皮、口を縛るのは鞨鼓かっこに張られていた紐である。

「うむ、これでよし」

 直也は素直に感心した。

「弥生って裁縫も上手いんだな。いつも術で何とかしてるんでそんなところ初めて見たよ」

 弥生は苦笑して、

「儂とてこのくらいはな」

 そう言うと、皮を外された鞨鼓かっこを持って立ち上がった。

「もうこの鞨鼓かっこに用はない。大分傷んでおるし、土に還してやるとしよう」

 そう言って部屋を出て行った。どこかに埋めてくるつもりだろう。

 残った直也は寝転んで天井を見上げながら、久しぶりに里の母親のことを思い出すのであった。


 弥生が戻ってくると、じきに夕食を女中が運んでくる。直也はなんだか弥生に声を掛けづらい気がして、無言で食べ終えた。

 その後、直也は窓から外を眺めている。その横顔は何かを考えているようで、今度は弥生にも声をかけるのが憚られた。

 やがて外は真っ暗闇になる。そこでようやく直也は部屋の中を向いて、

「…なあ弥生、この旅にどういう意味があるんだろう?」

 そう尋ねたのだった。弥生は、

「何じゃ、今更?…お主の見聞を広めるためと、…伴侶を見つけるためじゃろうが」

「それだけど…なぜ代々の当主は外の世界に伴侶を探しに行かなきゃならないんだ?」

「そうじゃな。いい機会じゃ、ゆっくりと話してやろう」

 弥生は座り直すと、少し考えてから口を開いた。

 

「隠れ里に限ったことではないがな、限られた地域で婚姻を繰り返すと、血が濃くなるのじゃよ」

「…どういう意味だ?」

「つまり、皆、元を辿れば親戚ということになるじゃろう、そうすると身体の弱い子が生まれたりすることが多くなる」

 何故かはわからないが、昔から経験的にそれを知った人々は、近親婚を嫌った。

 ゆえに、こちらの世界でも、隣村から嫁を迎えることが多いのだという。遠ければ遠いほど良いとも言う。

「儂がお主の祖父…重蔵殿に拾われたのも、重蔵殿が伴侶を見つけて帰る途中のことだったのじゃ」

 直也は耳をそばだてた。その頃の話は初めて耳にする。

「その時のこと…話してくれないか?…嫌なら仕方ないけどさ」

「…お主ももう知っておいて良い頃じゃな。

 …よかろう、儂がどうして隠れ里に住めるようになったか、お主の母、八重がどのようにして伴侶を迎えたか、話してやることにしよう」

 弥生は急須からお茶を湯飲みに注ぐと、一口すすってから話し始めた。

「以前、玄翁和尚が殺生石を砕いた話はしたな?」

「ああ、よく覚えている」

 九尾の狐だった弥生の前世の話だ。

「殺生石が砕かれ、同時に儂の魂も解放された。…そしてちょうど近くにおった母狐のお腹に宿ったのじゃ」

 弥生が遠い目で話し出した。

 弥生は三人姉弟の姉として生まれた。普通、生まれ変わると前世の記憶は残らないものなのだが、魂の力が強かったのか、弥生には残っていたのだという。

 しかし子狐としての本能の方が強く、前世のことなどどこ吹く風、両親、弟、妹と、仲良く暮らしていた。

「ある秋の日じゃった」

 

*   *   *

 

 気が付くと、巣穴の中が煙でいっぱいになっていた。

 苦しくて苦しくて、皆、外に出ようとしてもがく。しかし弥生は気が付いた。「これは、猟師の仕業だ」と。

「みんな、出ちゃだめ!…人間につかまるよ!!」

「そんなこと言ったって、このままじゃ苦しくてたまんないよ!」

「げほっ、げほっ、もう我慢できない、外に出るよ!」

 しかし苦しさの方が先に立ち、弥生を除いて皆、争うように外へ飛び出し…

 猟師に捕まった。

 親狐二頭、子狐二頭を獲物にした猟師はいぶすのをやめ、火の始末をして立ち去る。

 残された弥生は一人、巣穴の中で呆然としていた。

 優しかった両親も、仲の良かった弟も妹ももうこの世にいない。

 それこそ、瞬く間に自分は独りになってしまった。

 そのままこの懐かしい巣穴の中で、両親の、弟の、妹の匂いの残る巣穴の中で、自分も死んでもいいつもりでじっとしていた。


 ところがある日。手頃な巣穴を見つけた別の狐夫婦がやって来て、弥生は追い出されてしまった。

 獲物を捕る練習を始めたばかりの子狐だった弥生、おまけに十日以上も何も食べておらず、手足に力が入らない。

 稲子一匹捕まえられず、草の葉にたまった露をすすって生き延びることとなった。

 そしてさらに十日。

 雨に打たれ、埃にまみれた弥生は空腹も限界で、道端に倒れ、もう動けず、そのまま冷たくなろうとした時。

「狐の子が倒れていますよ」

 若い女の声がした。

「まだ巣立ちしたばかりのようだな。うまく獲物が捕れなくてひもじいのだろう。…何か食べる物あったか?」

 男の声。

 そこに通りかかった二人連れこそ、直也の祖父である重蔵しげぞうと、その伴侶になるべく、重蔵が選んだ女、綾乃あやのであった。

 二人は弥生を介抱し、水と食べ物を与えてくれた。そして衰弱し切った弥生を、隠れ里に伴ってくれたのだった。

 隠れ里では弥生は、繋がれることもなく、当主の家で飼われることになった。

 悪さをすることもなく、人の言うことを聞き分ける弥生は、皆に可愛がられた。

 

「儂は家族を人間に奪われ、…儂自身は人間に助けられた」

 人間というものにはいろいろな者がいる。よい人間、悪い人間。生き物を虐げる人間、守ってくれる人間。隠れ里にいる人間は、少なくとも弥生の敵ではなかった。

 そうこうするうちに身体も丈夫になり、重蔵に子供が生まれる頃には、妖狐として変化できるようになる。

 普通の狐では百年は経ないと化けるには至らないのだが、前世の影響か、魂の力か、じきにいろいろな術も使えるようになったのだった。

 弥生と名前を付けてくれたのは重蔵だったという。弥生を連れてきた時、隠れ里は春たけなわだったから。

 重蔵の子供…女の子だった…は八重と名付けられた。庭の八重桜が盛りの刻に生まれたから。

 彼女が直也の母である。

 弥生は子供に化け、八重の世話をし、一緒に遊んだ。恩返しのつもりだった。

 八重はよく懐き、「姉さん、姉さん」と呼んで弥生を慕い、どこに行くにも一緒だった。そうして月日が過ぎていった…

 やがて、八重も年頃になり、伴侶を探しに、隠れ里を旅立つ日がやってきた。

 弥生も付いていくことにした。

 そして二人は隠れ里を後にした。

 

*   *   *


「一息入れるか」

 そう弥生は言うと、竹筒の水を一口飲む。

 直也は、初めて聞く弥生の過去に、母親の過去に、ただ息を呑み、聞き耳を立てるだけであった。


*   *   *


 儚げな妹と、それを守るように連れ添う凛とした姉。

 負けず劣らず美しい女の二人旅。言い寄る男は数知れなかった。しかし、一人として八重の伴侶に相応しい男はいない。

 弥生は悉くそれらの男を退けた。


 そんなある日、山道を歩いていると、道脇から十人程の荒くれ男が飛び出してきた。山賊のようだ。手に山刀や棍棒を持っている。

「なかなかの獲物だぜ。とびっきりの上玉だ」

「売り飛ばしても良し、慰みものにしても良し」

「お姉ちゃん方よう、おとなしく着いて来な。言うことを聞けば手荒なまねはしねぇからよぅ」

 弥生は八重を庇った。ほとんど妖狐としての力が戻っている今、十人や二十人の山賊など物の数ではなかったからだ。

 その時。

「ぐあああっ」

 山賊の一人が悲鳴を上げて倒れた。

「な、何だっ!?」

 山賊達が振り向く。

 旅姿の若い男が、道中差しを抜いて斬りかかってきた。

「世間を騒がす山賊共! か弱きおなごをかどわかそうとは不埒千番」

 男の腕前は確かで、たちまちのうちに半数以上の山賊が斬り伏せられた。

「こ、こりゃいけねぇ」

 残った山賊共はあわてて逃げ出して行った。

「怪我は無かったか?」

 刀を納め、男が尋ねる。

「は、はい、ありがとうございました…」

 八重が頭を下げた。

「早くここを離れた方がいい。こいつらは峰打ちだから、直に気が付くだろうからな。それにさっきの奴らが加勢を連れて戻ってこないとも限らん」

 それで三人はその場を急いで立ち去る。

 三人は麓の町で、宿を取った。

「あらためて御礼を申し上げます、わたくしは八重、こちらは姉の弥生です」

「私は上田直衛と申します医師です」

 上田直衛と名乗ったその男に、八重は一目で好意を持ったようであった。

 直衛は、諸国を回り、病人、怪我人の救済をしているのだという。

 八重は自分たちも諸国を旅しているのだと打ち明け、一緒に行ってもいいかと尋ねた。

「私はかまわぬが…若い娘子むすめごにとって楽しい旅では無いと思うが…」

「いいえ、わたくしも、医術の真似事なりと覚えたいのです。そして人様のお役に立ちたいのです」

 弥生は、八重が直衛に好意を持ったのを勘付いていたから、何も言わなかった。ただ、

「できるだけおじゃまにならないように致しますから」

 と付け加えるに留めておいた。

 

 それから半年、三人は旅を続けた。

 直衛の医術の腕は確かで、行く先々で感謝された。

 貧しい者からは礼金は受け取らず、たまに裕福な長者を看て礼金を受け取り、路銀や薬を買うのに当てるのだった。

 その他にも、山や野で薬草を採取し、乾燥させて用いていた。八重も弥生も一緒に採取し、薬草や医術について学んだ。

 特に八重は熱心で、薬草採取なら直衛に負けないほどになっていた。

「普通に野山で手に入る薬草は実は漢方薬とは言えなくてな。言うなれば民間薬といったところか。

 効き目は緩やかだが、その分副作用も少なく、貧しい者には無くてはならない物と言えよう」

「はい」

「真に薬と言える物は効き目も強いが副作用もあってな、一つ間違えるとかえって患者に害になる。だから患者の容態によく注意し、症状だけでなく体力・気力も考慮しなくてはならない」

 直衛も熱心に八重に教えるのであった。


 久しぶりに三人で宿屋に泊まったある日。

 湯に浸かり、旅の汗を流し、八重と弥生はくつろいでいた。

「姉さん、…直衛様のこと…どう思う?」

 おずおずと八重が切り出した。

「この半年見てきたが、悪くない男じゃな。人柄、知識、そして何より人望がある」

「そうでしょ、私…」

 八重が頬を染めた。

「八重の気持ちはわかっておる。ただ一つ、あの男を試してみなければわからんことがある」

「姉さんの正体?」

「うむ。儂に限らず、里には河童もおる、座敷童もおる。天狗がいて、木の精や花の精がおる。そんな世界に来てくれるかどうかじゃ」

「……」

「今夜、儂が確かめてみよう、それでよいな?」

 もし直衛が拒絶すれば、彼との旅もこれまでとなる。

 八重は決心が付きかねるように、しばらく俯いていたが、やがて意を決したらしく、

「…お願いします、姉さん…」

 そういって頭を下げたのだった。

 少し話の中で時間が経っています。


 狐の皮を鞨鼓に張るかどうかは知りませんが、「義経千本桜」の中の「狐忠信」では、初音の鼓を叩くと狐が化けた忠信が現れる、という場面があります。

 その鼓は狐の両親の皮で張られた物でした。その話を参考にさせて貰いました。

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