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序話 abandoned

私たち人間は、宇宙の中の地球という一つの星で生きている。


そんな人間の世とは異空に存在する世界があった。

その小さな世界を、人々は「abandoned」(見捨てられた場所)といっていた。

その小さな世界には、御霊に宿っている何百という神が住んでいて、それらはすべて動物のような、人のような不思議な身なりをしているという。


それらは聖霊と怨霊にわかれ、人間の世を統治していた。

聖霊は人間の喜びや愛などの、プラスの感情をしつかさどり糧とし、

怨霊は人間の憎しみや悲しみなどの、マイナスの感情をつかさどり、糧としていた。


聖霊と怨霊の二つの力がつりあえば、それは人間の世に均衡をもたらすことのできる統治権となる。

統治権をもつにふさわしいと選ばれた神は、その力を使い人間の世を統治する力が与えられた。

均衡をもたらすのが役目とはいえ、己の意のままに人間の世を動かすことのできる統治権。


過去の神は、人間の世に言葉をもたらし、またあるものは電気をもたらし・・・・。

例外なく、人間の世に大きな変化を与えていた。

それが、神たちにとって喉から手が出るほど欲しいものだったのは言うまでもない。

しかし、神たちの主導者である創世者から与えられる統治権は、必ず聖霊に渡るのであった。


それに怒りを見せた怨霊が暴挙に出る。このままでは人間の世が荒れてしまうと見越した創世者は、

ある提案をする。

「聖霊 怨霊 両方の中から最も知性と力にあふれる者を頭とし、その頭同士で闘え。

 そして統治権を奪い合って見せよ」と。


その言葉を聞き、各々の神は立ち上がる。

我こそはと力をふるうもの。争いごとを嫌い、傍観へと回るもの。

裏で手を回し、我がものにしようとたくらむもの。

さまざまな思考が渦巻く中、神の世「abandoned」で始まってしまった大乱戦。



人間達が知る由もなかった異空間での出来事。

そんな神たちの歴史を少しここに書き記しておこうと思います・・・・・


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