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決断

今回は意外とながいですよー!その分、誤字やら脱字が多いような気がします。

駄文ですが、どうぞ!


俺は、刺されて、気を失って・・・その後どうなった?


 そうだ、起きないと


 銀一は、瞼を開けた。そこは、白い天井。


 「ここは・・・どこだ・・」


 体を起こそうとすると、腹部から痛みを感じる。痛みを感じる所を見ると、包帯が巻いてあった。


 「・・・病院か?」


 周りを見ると、全体的に真っ白で、自分が寝てるベットと大きい窓くらいだ。 


 窓から、外を見てると、少しづつ明るくなっていく・・・きっと、今は、朝方なんだろう。


 「でも、俺、なんで病室に寝ているんだ?」


 考えていると、病室の廊下から話し声が聞こえ、扉が開いた。


 「あら、もう起きたの」

 

 銀一がいる病室に入ってきたのは、白衣を着て黒髪のポニーテルーの女性と、茶髪の落ち着いた男性が入ってきた。


 「あの、すいません。俺、なんで、病院に居るんですか?」


 「・・・・貴方は、車に轢かれて・・・傷を負い。ここに、入院したの」


 「俺、車に轢かれた覚えはありません。確か、黒い何かに刺されたはずだったんです」


 黒髪の女性は、少し考える素振りをする。そして、話し始めた。


 「はぁ、わかったわ。でも、この話を聞いたら、元の生活に戻れなくなるわよ・・・・それでも、聞く?」


 「はい、聞きます」


 躊躇いもなく、答えた。


 「では、話すわね。まずは、貴方を襲った、黒い何かについて、あの黒い何かは、カゲというの。カゲは、人の負の心を喰らう」


 「でも、俺が見たのは、心というより体ごと喰っていました」


 「カゲも生命体、人間を食べて、生きていく。まぁ、簡単に言うと、負の心は自分を強化するもので、人間は食料というわけよ」


 「なるほど・・・」


 「じゃあ、続きを話すわね。カゲは負の心を喰らって強くなる。数が多くなるにつれて、進化、強化される。で、そのカゲにも種類があるの。最初に、solo(ソロ)duet(デュエッ)tiro(トリオ)quartetto(クアルテット)、の四種類が今、解ってる、貴方が、襲われたカゲは、duet(デュエット)で、飛行が加わった状態のカゲ」


「そしたら、俺らは、ただ喰われるだけなのか?」


 「いえ、違うわ。その、カゲを駆逐、対抗する組織『バスター』があって、あとは、カゲを倒す組織に入る前に、知識や基本的な戦闘を教える育成機関。学校みたいなものよ」


 「そうなんですか」


 「今、人ごとみたいにいってるけど、ここに、貴方入るのよ?」


 「は!」

 

 銀一は、唖然としている。すると、黒髪の女性は、後ろに居る茶髪の男性に、あるサインを送った。男性は、病室から出ていき、すぐに、帰ってきた。


 そして、黒髪の女性に紙を渡し、直ぐに、さっきと同じ場所に待機した。


 「はい、これね。返事は明日にしてね」


 銀一が渡されたのは、育成機関の入学届け。


 「え~と、俺、高校に入ったばっかりで、しかも、明日に返事って短すぎる!」


 「最初に言ったわよね、この話を聞いたら元の生活に戻れなくなるわよ、と。あと、明日だして欲しい理由は、三日後が入学式だからです」


 「俺に、拒否権は?」


 「無くもないけど、もし、断ったら、二十四時間監視付きで、誰かにこの話をを言おうとすると、貴方を殺す」


 まじかよ、もう、脅迫じゃないか!!


 「冗談、冗談よ」


 笑いながら言うが、目は真剣で見ている。


 「もう貴方、帰っていいわよ。怪我もほとんど治っているし」


 「帰っても、て言いますけど、まず、ここどこですか?」


 「ここは・・・入学したら、教えてあげる。帰り方は、あの男性についていけばいいわ」


 「了解しました」


 男性は頭を下げて、銀一が立つまで待っていた。


 「あと、ありがとうございました」


 「別に、いいわよ。最後に、入学する気があったなら貴方が殺された場所に身内にばれずに明日の深夜0時にきなさい、誰にも相談したら駄目だからね」


 「今日だけで決断しろと!」


 「だって、入る前提の話ししかしてないわよ?」


 「はぁ・・・分かりましたよ。一用考えておきます」


 銀一は、溜息をつきながら男性の後ろについていき、地下駐車場まで案内され、黒いワゴン車に乗せられて発進した。


 一人病室に残された黒髪の女性は少し笑みになった。


 「まさか、あの子がね・・・」


 窓越しから外を見て、一人呟いていた。


         ・



数時間経ち、ついに、自宅の前まで来た。


 「着きました」


 男性がそう言うと、銀一は、車のドアを横にスライドして外に出た。


 「ありがとうございます」

 

 感謝の気持ちを込めて、頭を下げる。男性は、優しそうな笑みをうかべ、車を発進した。


 「まずは・・・・ど、どうしよう・・・」


 今日は、日曜の昼前。家族は起きていているだろう、そして、怒られるだろう、そう考えると気が進まない。


 「インターフォンを押すか」


 インターフォンを押すと、ピンポーンとありきたりなチャイム音がなる。


 待つこと数秒、インターフォンから声が流れる。


 《もしもし、どちら様ですか?》


 「海山 銀一です」


 《!!》


 インターフォンごしからでも分かる、かなり驚いていることがな!


 そんな事を考えていると、玄関の鍵が開き扉が開く。


 「よぉ、ただいま」


 いつも通りの態度で接する。


 「何所行ってたんだ!」


 「話は、中で・・・ね」


 さすがに、人目が気になる。


 自宅に入り、リビングの長方形の机に両親と銀一が向かい合うように座った。


「まず、何所に行ってたんだ」


 「・・・・言えない」


 「何でだ」


 もし、言ったら、俺殺されるだよ!


 「高校生に隠し事の一つや二つ良いだろ。たかが一日も立ってないのに!」


 「一日だと、何言ってんだ。二日も家に居なかったんだぞ!」


 「えっ・・・まじで」


 一日も経ってないと思っていたが、二日も立っているなんて。


 「・・・しょうがない。初犯ということで今回は許す」


 「ありがとう!」


 一用許してもらった、銀一は二階の自室に向かった。


「これか、育成機関入学届け」


育成機関に一通り見た。記入欄は自分の氏名、年齢、印鑑だけで、殆ど細かく書くことがないのだ。


 「今日一日、考えてみるか。でも、今、凄く暇だ」


銀一は、一用、遠回りに相談することに決めた。


 「親父、母さん!」


 リビングに居る二人に声をかけた。


 「なんだ」


 「お、俺がもし、この家を離れて、ある事をしたいと言ったらやらしてくれるか?」


 「どうしてだ」


 「それは、言えない。でも、やらないといけないんだ(拒否権が無いから)!」


 「今日一日、よく考えなさい。それで、決まったらお母さんたちに言いなさい」


 銀一は、立ち上がり自室に戻った。


「明日になったら、どうせ、やっぱ止めたー、とか言うわよ」


 「結構、優柔不断だからな」


 リビングにゲームを取りに来た時に、物陰で聞いてしまう銀一。


 「まじかよ、親父と母さんそんなこと考えていたなんて・・・」


 こっそりと、自室に戻った銀一は、育成機関の記入欄全部に書き、その後、ふて寝した。



目を覚ました時には空は暗く、時計を見ると十一時過ぎだった。


 「ふぁ、そろそろ行くか」


 育成機関入学届けと布袋に入っている竹の横笛を持って、誰にもばれずに外に出て、駅に向かった。


 「なんか、変なドキドキ感があるな」


 独り言を呟きながら、自分が殺された場所に着いた。


 しかし、近場だったので約二十分も時間が残っていた。


 「早く着きすぎた・・・・暇つぶしに笛でも吹くかな・・」


 布から横笛を出し、口に着け吹き始める。


 最初は、川の流れのように静かに、次は風のように速く、雷のような輝く力強さ、最後は、命の最後を奏でるメロディ。


 吹きを終わると、拍手をされた。拍手をしたのは、銀一を車で送った男のひとだった。


 「素晴らしかったです」


 「まだ、未熟ですよ」


 「では、頑張ってください」


 男性は車に乗り込み、銀一も乗り込んだ。


 そして、車は発進した。



 動き始める、運命の歯車。

フラグを立てたつもりです!

夏休みがあと少しで終わりか・・・


次回は、学校に行きます

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