4,生き残るための戦い
やはり、誤字などや文字が抜けたりするのが多くありますねw
では、どうぞ!
現実は、幻想とは違い、突然、力を得ることはない。
現実は、生きるか、死ぬか。心描いた幻想通りに物語は進むことはない。
空を飛ぶ黒い何かと、鉄パイプを構える銀一。
「来るなら、来い!!」
黒い何かに吠える。すると、黒い何かは空中から爪を振り上げながら、地上にいる銀一に接近する。
銀一は、鉄パイプで攻撃を防いで反撃をする、と考え、鉄パイプを爪を受けるために前に出した。
しかし、現実は甘くなかった。
ザク
黒い何かの爪は、鉄パイプを切り裂き、銀一まで届いた。
「は、うえ、嘘だろ」
銀一の腹部から紅い血が服を赤黒く染め上げる。黒い何かの攻撃は浅く致命傷まではいかなかったが、銀一の頭は真っ白に染まる。
なんで、なんで、なんで、なんでだ。
パニックを起こしている銀一は、黒い何かの接近を許してしまった。
ズザッ
黒い何かは、右手の爪で銀一の腹部を突き刺した。
そして、黒い何かは口を開ける。
血を出し過ぎて、逆に冷静になった銀一は抵抗をしなかった。
爪が刺さって、くそ痛い。血が出過ぎて、目の前が歪む。黒い何かは口を開ける、男みたいに喰らう。
逃げ場なんてない。
銀一は目をつぶり、そこで、意識が途絶える。
.
駅の改札口を出て、黒海町にやってきた三人組。歩いて数分、異変は起きた。
《カゲ次元発動確認しました》
「また、頼む」
「了解しました」
隊長に頼まれた、短髪の女性は、歌いだした。
カゲ次元に入るための条件は、歌族が歌うただそれだけ。
女性は、歌う。聞く者の心を癒す歌。
歌い終わると、三人は、全部の電気が消え、人が消え月が一番、光り輝く世界。
「さて、まだ犠牲が出てないと良いが・・・カゲが何所に居るかわかったか?」
《この駅の、西口です》
この、黒海駅は、北、南、西、東、全部に出口がある。で、三人が出てきたのが、東口、正反対の所に出てきてしまったのだ。
「まじっすか。正反対じゃないですか!」
「さっさと行くぞ」
三人は、反対の出口に向かって走り出した。
三人が西口に着いた時には、カゲが青年を爪で刺したところだった。
「ちっ、duetになってやがる」
隊長が、カゲを観察していると、青年は、力尽きたように動かなくなる。
「まずい!」
カゲは口を開け、青年を喰をとしている。隊長は走り出した、次は逃がさないためにも。
「この野郎!」
油断していたカゲは、青年を刺している方を切り落とされた。だが、カゲは隊長から間合いを取るために空にとぼおとしたが。
「逃がさないっすよ」
二丁銃を、連射して羽に風穴をあけた。羽に穴があきカゲは、飛びかけで地面に落ちた。
カゲは直ぐに動けずに地面の上で、少し黒い煙を出す。
「止め」
短髪の女性が死榴弾の安全ピンを抜き投げる。そして、爆風と爆煙が再び起きる。
「やったっすか」
「まだ気を抜くな。前回の二の舞だけにはなるな」
煙を凝視している三人組。煙がはれると、周りにカゲの黒い血が飛び散っていた。
そして、刺された青年は、死榴弾の爆煙を近くでくらい、擦り傷、打撲、切り傷が多くできてしまった。
隊長は、傷付いた青年の近くに近寄り首元に手を添えた。
「・・・・!まだ、生きている」
そういって、近くの人通りが少ない所に連れていく。
カゲ次元が終わりを告げる。町に人がでて、車が走り、電気がつく。
「救護班を頼む」
《了解しました》
三人は銀一の周りに座り、人にばれないようにした。
ものの数分で救護班が到着した。救護班は、青年を車に乗せ、三人も一緒に乗った。
月は、再び、弱く光を放つ。
次回もよろしく!(短い!)