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第9話:ミタマの気持ち

[ミタマの配信]

ミタマ:『こんミタマー VLIVE三期世の猫耳 ミタマだにゃー』


:きちゃ!

:こんミタマ!

:可愛い!!

:キタキタ!


ミタマ:『今回はー、APEXのランク上げするけど、ちょっと夜食食べるから待ってて…』


:いくらでも待つぜ

:何食べるの?

:栄養補給は大事やな


ミタマ:『ん?、、何って…リゾットだけど…見ればわかる…』


優真(おっ、ミタマちゃんリゾット食べてるんだ、さっき麻衣にも作ったな〜ちゃんと食っているだろうか…)


:おぉリゾット!

:ミタマちゃんの手作り?

:見れないよw

:手作り?


ミタマ:『美味しいに決まってる、これはお兄ちゃんが作ってくれた、から//』


:ミタマちゃんに餌付けできるなんて羨ましい!!

:いつものブラコン発揮してるわ笑

優真(ん? 兄が作った? まさかな… そもそも麻衣がこんなこと言うわけないし)


ミタマ:『だけど、いつもお礼言えてなくて、、どうしても恥ずかしくなっていつも言いそびれてしまう…』


:お兄さんにも気持ち届いているよ!

ユーマ:伝えれたらいいね!


ミタマ:『うん//』


:!?

:でれた!?

:なっなんだと


ミタマ:『食べ終わったから、始める…』


:通常に戻った!

:切り替えはやw

:これでこそミタマちゃん!


その後いつも通りソロでランク上げを3時間ほどやって配信は終了した。



ミタマ:『それじゃあ…おつミタマ〜』


:おつミタマー

:今日も神プレイだったよ!!

:おつミタマ!

[配信終了]


ミタマ:「はー疲れた、、眠い…」


いつものことながら配信後は眠い、ああもう2時明日寝坊しないといいけど…Vtuberをやっているとどうしても生活リズムが狂ってしまう、


私は中学に上がると同時にVtuberを始めた、企業に属しているおかげかもう今では登録者は85万人と100万人に近づきつつあり、猫耳 ミタマはVtuber界隈の中では名前をあげ出したら割とすぐに出るぐらい人気にはなったのだと思う、


そんな人気Vtuberの私のモチベーションは目標にはしているけど100万人!スパチャいっぱい貰うとかではない、それは兄が推してくれていることだ、それが何よりのモチベーションだ兄は私が辛いときに寄り添ってくれた、、、その時もお礼言えなかったけどそれからずっと私は兄を慕っているが本人の前で見せたことはない、


いつもリスナーにそっけなくしているがリスナーのコメントや応援は嬉しくないわけではないむしろとてもありがたく嬉しいのだが、


配信を始めた当初は今の私でも引くような無愛想で人間不信だった時期のせいか今よりも無愛想に配信を始めてしまって、良くも悪くもリスナーやインターネットは無愛想な私を受け入れてしまった、


本当はもっとリスナーと楽しく話したり、素直にお礼を言ったりしたい…でもリスナーは無愛想の私を見に来ているし無愛想な私を推してくれている、今更キャラを変えてリスナーを裏切りたくない、今でも私の人間不信は現役で人と話す時はどうしても身構えてしまう。


いつも配信終わりには同じような悩みが込み上げてくるが兄からのコメントを見返すと嫌なことが全部どっかに行ってくれる、それが今まで私がVtuberを続けれた理由だ。


ミタマ:「今日も、お兄ちゃんからコメントもらちゃった//」


嬉しくベットの上でバタバタと暴れてしまった、家族と一緒に住んでいるがこの家はリビングなど以外は全室防音室なので家族が起きてくるなんてことはないのだが、私は我に帰り素直に寝ることにした。


ミタマ:「今日のお礼、明日言うのでも間に合うかな?…」


スマホのアラームをオンにしていつも起きる6:00から7:00に変更した、


[翌朝]


優真:「ファぁああ、昨日のミタマちゃんの配信良かったな〜」


昨日の配信を思いふけながら起床して顔を洗いに廊下に出た、


この時間帯はもう皆んな家を出てるから朝起きたら俺一人だ、あれ?洗面所に電気がついてる? 誰か消し忘れたのか? どうせレン兄だろうけど…


洗面所に行くと珍しい先客がいた。


麻衣:「おっ、おはよ… 」


優真:「麻衣がこの時間までいるって珍しいな」


麻衣:「、、うん、じゃあ、いっいつもありがと//…」


いつも通り目を合わせてくれなかったけどなぜか感謝だけ言い残して逃げるように洗面所から出ていった。


お礼言われたけど、今日って兄の日だったっけ? てかそもそも兄の日ってあるっけ?(あります)


突然の感謝を言われ戸惑いつつも用意をして学校に向かった。



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