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しっかしまぁ、親父も簡単に財閥を乗っ取られたもんだ。ワザとか?って疑いたくなるよな。
ミヤコに善処すると言った手前。とっととしたいのだが……。
取り返した後に会社を管理する人間がいないんだよなー。俺は高校生だろ?親父は海外のどっかだろ?爺さんも同じだし。あー、都のうちの人間……は人を『使う』じゃなくて人に『使われる』方が得意なんだよな。
あーあ、俺が大学生ならなぁ。
そんなんで俺らは大学生になった。
ミヤコはうんざりしている。いい加減、モデルは飽きたようだ。自叙伝でも書いて、著作権生活すれば?と言うと、あっさりモデルを引退して、執筆業に励んでいる。
俺と都は学生結婚をした。いいじゃん。お金はたんまりあるし。
財閥を乗っ取ったのは叔父なんだが、これがまた……なんというか株は投資会社になんとかやってもらったとして、財閥の経営能力がなくて。城之内財閥系列の会社の株が軒並み下落というか、大暴落。緊急で株主総会が開かれるほど。
なので、俺は楽々株を買い占めることが出来たのです。よって今は俺が城之内財閥の筆頭株主。
あー、早く親父とおふくろ帰って来い!俺は会社の経営戦略とかできるけど、系列会社全部はなぁ?……っていうか大学生だし。
俺は大学の授業を受けながら、会社経営。会議は100%ネットでタイピング。周りから何と言われようが、俺は忙しいのだ!既に2足の草鞋を履いているのだ。
大学だと俺は優良物件のようでよく女子生徒に飲みに誘われる。未成年だと断り、最終手段!既婚だと、結婚指輪を見せれば女子生徒は散っていく。前から婚約者がいたことを知っている人間もいるようで、都の噂もあるようだ。『美女』とか『良妻賢母』とか。俺も鼻が高い。