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6.

久しぶりの投稿です。長いこと読んでなかった方、申し訳ありません。

いやぁ、久しぶりすぎて投稿の仕方もどうすれば??ってくらいでしたから(汗)

そんな私ですが、よろしくお願いします!

6.


ミヤコは世界的なモデルとなった。

きっと、怠惰な生活ができなくなったことが悔しいだろう。親父のせいだ。



 今日も俺は学校に行く。学費がもったないしね。自費だし。

 懲りずに村人Aが話しかけてくる。

「ミヤコさんは世界的にモデルデビューか…。華々しいよな。しっかし、城之内財閥が乗っ取られるとはねー。ご愁傷様」

あー、嫌味だったのか。


海人Aも言ってくる。

「財閥乗っ取られちゃって可哀そうに。都ちゃん、路頭に迷わないかな?」

 お前らが心配することではない。


 乗っ取られてからというもの、手のひらを返したように俺に皮肉を言ってくる。(痛くも痒くもない)



「キョウ様ー!帰りましょう?」

 あぁ何て可愛いんだ。我が許嫁。都、MY LOVE。マイ スイートハニー。一緒に帰る……。嗚呼、幸せ。鼻血出そう。頑張れ鼻粘膜!


「都、いっつも言ってるじゃないか?キョウで、呼び捨てでいいって!」

「だって……。なんか……恥ずかしい」

 うおー!恥じらう都もポイント高いぞ!なんだその顔は!破壊力がMAX?俺の理性を試しているのか?


 俺は咳ばらいをしてから、「都、帰るかぁ。今日の夕飯は?」などと付近にいるヤロー共に聞かせるように言った。

「一緒に買い物をして帰ろうかと思った…」

 なんだよ?可愛い!荷物?どーんと持ちます。全部持ちます。任せて下さい!…っあ、車の運転手がやるか…。

 そうだ!今は運転手もいないんだー!電車通学だー。都をガードするさ。痴漢などさせるもんか。っふん。


「夕飯かぁ。そーだなぁ、都がつけた漬物あるじゃん?アレ、俺好きなんだよね。あと、俺都が作ったハンバーグが食べたい!」

「そんなものでいいんですか?」

「えー?俺にとっては超豪華なんだけど?」

 恥じらう都、超可愛いー!!!!!

 

ちなみに↑の会話は手のひらを返した連中にわざと聞かせている。財閥なくても俺は都とラブラブ幸せ生活してるもんねー☆というアピール。

「でも、今日は安売りの日か?俺、荷物持つから遠慮なく買い出ししてよ!都に家事してもらってるし、俺はこのくらいしかできないからさ」

「何を言ってるのですか?私の学費も生活費も全部キョウ様が出してくださってるじゃないですか?」

「将来の妻を養うくらい当然の事。そのくらいの甲斐性がないとねー」


 俺は地味に許嫁をもっている男共を牽制した。男なら親のすねかじってないで、将来の嫁くらい養える財力をつけろ!と。


 ん?俺のスマホに連絡。

『もしもし?』

『Hello.あーキョウ?都ちゃん!都ちゃんに代わってよー』

『都ー、ミヤコが代われって。ほい』

『お久しぶりです、ミヤコ様。お変わりはないですか?活躍はよく拝見しています』

『うーん。キョウにはもったいないなぁ。可愛い!』


『で?用件はなんなんだよ?』

『なんだよ、キョウか?あーとっとと財閥取りかえしてくんない?モデルの生活って規制が多くて面倒なんだよー』

『言うと思った。すぐ飽きるだろうとも。予想通りだな。取り返すのは簡単なんだけど、乗っ取ったやつらの粛清しなきゃいけないだろ?そういうの考えると、高校卒業後かなぁ?』

『遅い!早くしてよー!!』

『善処する』

 俺は電話を切った。向こうのエージェントも電話切りたそうだったし。



読了ありがとうございます‼

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