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5.

よろしくお願いします!

家に帰ると親父がソファで足を組んでいた。

(ソウデスヨネー。足、ナガインデスヨネー。)


「単刀直入に言おう。うちの会社、系列全部な。乗っ取られちゃった!てへっ!」

 てへっじゃねーよ!

「で、誰なんだよ?乗っ取ったやつ?」

「うんとなー、俺の秘書やってたやつなんだけど。ま、お前の叔父ってやつ?」

 いちいち軽いな?



「で、今後はどうすんだよ?」

「えー、ミヤコはモデルでもできるだろうし、お前は貯蓄がいっぱいだろ?」

「えー?私、モデルやるの?面倒臭い!」

 そういう問題ではないだろう?

「京は貯蓄で学校通えるだろうし、都ちゃんも養えるだろう?」

「…まあ」

「だ・か・ら、俺と母さんはしばらく海外旅行をエンジョイしてくる♪帰ってきたら、お前らに姉弟増えてるかもなー♪」

「もう、あなたったら恥ずかしい!」

 恥ずかしいのはこっちだ。



「で、親父たちが留守の間に俺に会社系列の株を何とかしろってことだな?」

「ご名~答♪お前ならできるだろう?」

「ゔっ、多分なぁ。誰が株を持ってるかもわかってるし。まぁ、俺としてはミヤコがモデルとして活躍して間に都と生活できる方がいいなぁ」

「お前!婚前交渉など認めんぞ!」

 バカンスでいちゃいちゃしようって親に言われても全く説得力ないけど。…ミヤコの顔が真っ赤だし、手ー出すのは我慢するけどさ。理性的に大丈夫か俺?。


「ミヤコちゃん、何かあったら必ず私か母さんに言うのよ?」

「そんな、お嬢様と奥様の手を煩わせるわけにわ。というよりも、キョウ坊ちゃまのことも信用してください」


「「「えー?」」」

 おい!家族が全員一致で反対か?

「ひでーな。俺だって、株の買い取りとか忙しくなるんだ。そもそも誰のせいだよ?」

「はーい!」

 親父……。

「二度とごめんだからな。なんで親父の尻ぬぐいしなきゃなんないんだよ?」



 こうして、両親はバカンスに行き、ミヤコはモデルデビュー。俺は都と(仮)新婚を満喫することとなった。


読了ありがとうございます‼

感想・評価・下のほうにある☆・いいね などお待ちしております!


この主人公は不憫属性(?)なんでしょうか?書いてるの私なんですけどね(笑)

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