4.
よろしくお願いします!
翌日
「今日は学校祭の―――」
あ、面倒なやつだ。さぼりたい。
村人Aに捕まった。
「俺は‘メイド喫茶’がいいと思う。だって、このクラスにミヤコさんと都ちゃんてふたりも美人いるんだぜ?」
おい、他の女子の地雷を踏みぬいたな?
「あのー、メイド喫茶をやるなら私は裏方をやりたいです」
さすが俺の都!
「クレープを焼くとかやってみたいです!」
うん、都ならできる!ミヤコにはできないな。
「ミヤコさんは?」
「うーん、裏方は向いてないなぁ」
そうだろうね。
「メイド喫茶の呼び込みとか?」
「「おおー」」
なぜ男共の歓声が上がる?お前らは客にはなり得ない。
「ちなみにキョウは?」
「俺?そうだなぁ、飾りつけとか?大道具かな?」
「そうだと思ったー」
何おう!村人A。
「あのー、私はキョウさんの執事姿が見たいです」
「そうだね、‘メイド’なんて言わないで‘執事’もいたらいいよね。需要ありそう」
都は俺のもっさい状態を脱却した姿見てるもんな。他の奴らイメージ湧かないだろう?
「キョウ。一回さぁ、身だしなみを整えてみようぜ!」
「あ、楽しそう!」
海人Aも混ざってきやがった。
数分後
「お前は誰だよ?」
「キョウだよ」
ちょっと髪型変えて、姿勢よくして、爪の先まで整えたらコレかい!
「ちょっとキョウ君すごいハイスペック~!」
女子まで……。
「執事の格好で「おかえりなさいませ、お嬢様」とか言われたら、鼻血出る~」
鼻粘膜鍛えろ!
「あー、制服だからなぁ」
「なぁ、キョウ?」
「なんだ?」
「何で普段もっさい格好してるんだ?」
親父命令とは言えないよなー。
「面倒だから」
「ミヤコさんと双子だけあって眼福って感じ」
ミヤコあっての俺かよ……。男に言われてもなぁ。
「それじゃあ、うちのクラスは‘メイド&執事喫茶’でいいですね?」
「「はーい」」
決まってしまった。
「ミヤコさんとキョウはホール。都ちゃんは裏方ってのが決定事項!以上」
適当だなぁ。
学園祭当日
うちのクラスは満員御礼。
都が作る軽食はうまいし、ホールには入学当初から見目麗しいと評判のミヤコがいて、加えて、最近の変身っぷりが評判の俺がいるという、3本柱による効果である。
よって、俺ら3人に『学園祭を楽しむ』という時間はない!
「あーダメだ。後夜祭楽しもう……」
と呟きたくなる気持ちがわかるだろう?可愛い許嫁と学園祭を廻れない……。
誰のせいでもないけどさ、でもさぁ、ねぇ?
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