第891話
かれんさんは、
「21階は、《焼き肉系》なのですね。人が多く入りそうですね!夏の時期なら、更に混んでいそうですね。」木嶋に話していた。
木嶋は、
「うん。それは、言えてるね!夏の時期は、会社の最寄り駅近くにある•••行きつけと言っていいのか?分からないが、そのお店も《焼き肉系》ですが、《リーズナブルな価格》で食べれるから【予約】を取るのも、一苦労だよ。」苦笑いをしながら、かれんさんに答えていた。
かれんさんは、
「そのお店は、《かなりの人気店》ですね〜。木嶋さんも、結構•••行っているのですか?」木嶋に尋ねていた。
木嶋は、
「以前は、職場の歓送迎会などがあるたびに、そのお店を利用していましたが、最近は、一年に一回のペースへ落ち着いたかな!」かれんさんに伝えた。
かれんさんは、
「それでも、一年に一回•••お店に行っていれば、【常連さん】ですよね。顔を覚えて頂けるのでは、ないですか?」木嶋を励ましていた。
木嶋は、
「そうだね。常連だから、何かを決めるときに、楽でいいよ。」かれんさんに告げた。
かれんさんは、
「楽と言うと•••」
「女将さんが、いつも、どれくらいの金額で、自分たちが《オーダー》しているか•••メモをしているので、助かるよ。」木嶋は、かれんさんに話していた。
かれんさんは、
「そのやり方もあるのですね。私は、大学や、仲間たちとの飲み会で、幹事をやった経験がないので解りませんが、一つでもあると嬉しいですね。」木嶋に答えていた。
「ピンポン」音が鳴り••どれくらい《エレベーター》が、最上階の22階に到着した。
木嶋は、
「すいません。夜景の見える席は、空いていますか?」目の前にいた若い女性店員さんに声を掛けた。
若い女性店員さんは、
「夜景の見える席ですね?只今•••【予約状況】を確認しますね。」木嶋に伝え、《ピンマイク》で連絡をしていた。
木嶋は、かれんさんの左手を握りしめたまま•••回答を待っていた。
待つこと•••5分。
若い女性店員さんが、木嶋の元に歩いてきた。
「大変、お待たせしました。夜景の見える席は、空いておりますので、ご安心させて頂きます。2名様でよろしいでしょうか?」木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「2名でお願いします。」若い女性店員さんに答えたのである。
若い女性店員さんは、
「こちらです。」木嶋と、かれんさんに促したのであった。
木嶋は、かれんさんと歩き出した。
若い女性店員さんは、
「こちらです。」《カウンター席》を木嶋たちに案内した。
木嶋は、
「この席なら、夜景が見えるね。」若い女性店員さんに話していた。
若い女性店員さんは、
「ありがとうございます。何か•••ありましたら、こちらの《ボタン》を押して下さい。」木嶋に言い残し、その場を離れて行った。