第885話
木嶋は•••
「はるかさん、麻美さん、玲さん、かれんさんと初対面のときを•••」ふと思い出していた。
人には、《いい出会い》もあれば、《悪い出会い》もあるのだ。
その中で、どれだけの人が、《一年》、《二年》と継続して、関係を持ち続けて行くことが出来るのだろうか?
木嶋は•••
「はるかさん、麻美さんとは、もう•••3年、逆説的に言えば、まだ、3年の付き合いになのだ。
玲さんは、それから、出会うまでに、一年の時間が過ぎているので、まだ、2年目である。
一番•••初々(ういうい)しいが、かれんさん。
もし、この地球上で、【タイムマシン】が存在しているなら、3年後•••5年後の状況把握をしてみたい。
今は、21世紀である。
現代科学が、劇的な進歩を遂げれば、充分に実現することが可能な発明だと思うのである。
かれんさんは、
「木嶋さん、浮かない顔をして•••どうしたのですか?」木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「今の時代に、【タイムマシン】が登場しないかな?と考えていたんだ。」かれんさんに答えていた。
かれんさんは、
「木嶋さん、【タイムマシン】ですか?」戸惑いの表情を見せながら、木嶋を見つめていた。
木嶋は、
「うん、【タイムマシン】で、自分の未来を見てみたいんだ。」かれんさんに告げた。
かれんさんは、
「木嶋さんが、言われている通り•••私も、正直【タイムマシン】あればいいと思うときがありますよ。」木嶋に伝えた。
木嶋は、
「かれんさんも、そう感じるよね!」
「ただ、未来を覗くことは出来ても、変えてはいけないこともありますよ。」かれんさんは、木嶋を諭していた。
木嶋は、
「何で•••?」かれんさんに聞いていた。
かれんさんは、
「人には、寿命があるのですから、自然界の法則を無視することになります。」木嶋に話していた。
木嶋は、
「そうだね〜。自然界の法則を裏切ることになるんだね。昨日を変えることは、出来ないが•••明日を夢を見ることは、誰にも出来るからね。自分から、努力をすれば、叶うこともある。頑張ろう。」かれんさんに答えていた。
かれんさんは、
「私が、木嶋さんを好きななってのは、常に前向きなところに、惹かれました。それを、失ってほしくないです。」木嶋に伝えた。
木嶋は、
「かれんさん、ありがとうございます。」かれんさんにお礼を述べていた。
かれんさんは、
「木嶋さん、この屋台から出て•••次の場所に行きましょう。」木嶋に話していた。
木嶋は、かれんさんを、愛しくていられなかった。