第875話
かれんさんは、
「誰でしょう?」木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「この手と声は、かれんさんかな!」かれんさんに答えていた。
かれんさんは、
「正解です。」笑顔で、木嶋に伝えた。
木嶋は、
「いきなり、両目を塞がれたので、何が、起こったのか?訳が解らず•••頭の中が、《パニック》になりかけていたよ。」かれんさんに告げた。
かれんさんは、
「たまには、木嶋さんを、驚かせることをしようと思っていて、少し、調子に乗り過ぎていました•••ゴメンなさい!」木嶋に謝っていた。
木嶋は、
「かれんさん、謝らなくていいよ。こんなことがあっても、楽しみがらないと面白くないからね!」
続けて•••
「これから、どこに行こうか?」かれんさんに尋ねていた。
かれんさんは、
「そうですね。木嶋さんの地元に来る機会があまりないので、身近な名所に行ってみたいです。」木嶋に《おねだり》していた。
木嶋は、
「身近な名所•••ね!判りました。そこへ連れて行きましょう。」かれんさんに答えたのである。
かれんさんは、
「木嶋さんと、久しぶりの《デート》を満喫出来る!」笑顔を見せ、はしゃいでいた。
木嶋の右腕を掴みながら、歩き出したのである。
先ほどの最寄り駅から、歩くこと•••5分。
京急線の改札口に到着した。
かれんさんは、
「木嶋さん、こちらは、私鉄の改札口ですか?」木嶋に尋ねていた。
木嶋は、
「そうです。私鉄の改札口です。」
「これで、どちらまで•••行くのですか?」かれんさんは、不安そうな表情を見せながら、木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「【川崎大師】に行きます。」かれんさんに《行き先》を話したのである。
かれんさんは、
「川崎大師ですか?」 「そうです。ここから、一番近い•••名所です。それ以外のところでもいいのですが、バスや、電車に乗って行かないといけません。」木嶋は、かれんさんに答えていた。
かれんさんは、
「私、日頃から運動不足なので、少しぐらいの距離なら歩いてもいいですよ!」木嶋に伝えた。
木嶋は、
「山門まで、駅から歩きますよ。途中、コンビニがあるので、休憩してもいいからね。」かれんさんに優しく話していた。
かれんさんは、
「私、頑張ります。」木嶋に《意気込み》を語っていた。
木嶋は、そんな•••かれんさんを好きになっていた。
かれんさんも、いつまでも一緒に、木嶋といたいと思ったのである。