第853話
木嶋の番になった。
「お待たせしました。ご注文をお伺い致します。」レジを前にして、男性店員さんが、木嶋に話していた。
木嶋は、
「《オーダー》は、《焼きそば》1つと、《醤油ラーメン》を2つでお願いします。」男性店員さんに伝えた。
男性店員さんは、
「《焼きそば》と、《醤油ラーメン》を2つ。合計•••3つで、よろしいでしょうか?」木嶋に同意を求めていた。
木嶋は、
「それで、OKです。」男性店員さんに、言葉を返した。
男性店員さんは、
「お会計は、1160円になります。」
木嶋は、財布を取り出し•••
お金を、《キッチリ》•••男性店員さんに渡した。 男性店員さんは、木嶋から、預かったお金を確認して、《レジ》の中に入れた。
「1160円、ちょうどお預かりしました。出来上がりましたら、こちらの《ブザー》でお知らせ致します。」木嶋に、《ブザー》を渡したのであった。
木嶋は、それを受け取り、母親たちが待つ•••《テーブル》に戻って行く。
父親は、
「時間掛かりそうか?」木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「そんなに、時間は•••掛からないと思うよ。」父親に答えていた。
母親は、
「【フードコート】で作っている•••《焼きそば》、《ラーメン》は、おいしいかね?」お姉ちゃんに問いかけていた。
お姉ちゃんは、
「【フードコート】で作っているからね。値段も、普通の《ラーメン屋》と比べると安い。味は、そこそこじゃないのかな!」母親に話したのである。
母親は、
「一度、食べておいしくなかったら、他のお店で食べればいいね!」お姉ちゃんに告げた。
「ピピピッ、ピピピッ、ピピピッ•••」木嶋の手元にある•••《ブザー》が鳴り出した。
木嶋は、席を立ち、急いで•••《カウンター》に向かった。
「大変長らくお待たせしました。こちらが、ご注文の商品です。」きれいな女性店員さんが、木嶋に手渡した。
木嶋は、女性店員さんから、商品を受け取り、席に戻って行った。
「おいしい匂いが漂っている。」丁寧な《足取り》で、《テーブル》に戻って行く。
お姉ちゃんが、
「ご苦労様。」木嶋が運んできた商品を受け取った。
母親は、
「これが、《焼きそば》か!」
見た目が、かなり《濃い味付け》みたいである。
父親は、
「《ラーメン》の《スープ》の色も、《しょっぱそうだね》」苦笑いをしていた。
木嶋は、
「濃く見えても、そうでもないときがあるからね!《しょっぱい》と感じたら、薄めればいいよ。」父親に答えていた。
父親は、
「そうしよう。」木嶋に話し、《レンゲ》を使い、《スープ》を飲んだ。
「少し、辛いよ。」父親が、木嶋に伝えた。
木嶋は、
「そんなに、辛いの?」自分の《ラーメンスープ》を飲んでみた。
「確かに、辛いね!おとうさん、水で埋めよう。」父親に提案した。
父親は、
「少し、水で埋めてくれるか?」木嶋に同意をしたのであった。