第852話
木嶋は、【フードコート】内にある•••
《フードショップハットリー》に出向いて行った。
《フードショップハットリー》には、お客さんが、5人ぐらい並んでいる。
木嶋は、《メニューボード》を見上げた。
「《コーヒー》以外にも、たくさん•••取り扱っているんだな。」一人で頷いていた。
すかさず•••Gパンのポケットから携帯を取り出し、母親に電話をしたのだ。
「ピローン、ピローン、ピローン」呼び出し音が鳴っている•••。
母親が電話に出た。
「もしもし、お母さんだよ。」木嶋に伝えた。
木嶋は、
「お母さん、《コーヒー》以外の物を、頼まなくていいの?」母親に問いかけていた。
母親は、
「チョット待ってね!お姉ちゃんに、電話を代わるから•••ね。」電話を切らずに、お姉ちゃんに代わった。
「もしもし、何か?頼むか!何があるの?」木嶋に尋ねていた。
木嶋は、《メニューボード》を見つめながら•••
「《お好み焼き》、《たこ焼き》、《焼きそば》、《ラーメン》など、種々様々(しゅしゅさまざま)あるよ。」お姉ちゃんに答えていた。
お姉ちゃんは、
「お父さんに、相談してみるね。まだ、順番まで、大丈夫なの?」木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「あと、3人ぐらいだよ。」お姉ちゃんに告げた。
お姉ちゃんは、
「一旦、列から離れて、戻って来て•••。」木嶋に話したのである。
木嶋は、
「分かりました。」お姉ちゃんに伝え、列から離れ、母親たちの元に戻ったのである。
父親は、
「食事が出来る•••《メニュー》があるのか?」木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「先ほど、お母さんに話したけど、《軽い食事》が出来そうだよ!」父親に答えていた。
父親は、
「お父さんが、食べられそうな物は、あるのか?」お姉ちゃんに聞いていた。
お姉ちゃんは、
「お父さんが、食べられそうな物は•••《ラーメン》でいいかな?と思うけど、どうかな?」父親に伝えた。
父親は、
「《ラーメン》•••か!それでいいかな!後は、固いものばかりか?」木嶋に尋ねていた。
木嶋は、
「そうだね。それが、ダメなら《そば》か?《うどん》だよ。」
「お父さん、《ラーメン》でいいよ。お母さんは、どうする?」母親の意見を聞きたがっていた。
母親は、
「お母さんは、《焼きそば》で、お姉ちゃんと分けて食べればいいね!」父親に告げた。
木嶋は、
「お母さんが、《焼きそば》なら•••お父さんと同じ《ラーメン》にしよう。それ以外に、食べたい物は、あるのかな?」お姉ちゃんに問いかけた。
お姉ちゃんは、
「それでいいよ。もし、足りないようなら•••《ドーナツ》を買ってる帰りましょう。」木嶋に答えたのであった。
木嶋は、
「そうしよう。」お姉ちゃんの提案に同意をしたのである。
母親は、
「後は、頼んだよ。」木嶋に伝えた。
木嶋は、
「了解です。」母親に話し、もう一度•••列に並び直したのであった。