第844話
木嶋は、内海さんのら言葉を思い出していた。
会社を辞めてから、どれくらいの月日が経っていたのだろうか?
少なくとも、2年は•••経過している。
自分のことを、忘れていなかった•••内海さんに、感謝をしないといけなかった。
会社を辞めたら、連絡もしなくなる人も入れば、定期的にあって、旅行や、飲んだりしている人もいる。
木嶋は、携帯電話を取り出し、着信履歴から、小室さんの番号を、《スクロール》して、発信した。
「プッ、プッ、プッ、プルー」呼び出し音が鳴り響いている。
小室さんは、普段なら、すぐに電話出るが、繋がらない。
「どうしたのだろう?」
不安な気持ちに駆られていた。
「家の電話番号に掛けてみようかな?」
一度、電話を切り、再び•••携帯の《メモリー》から、小室さんの番号を、《スクロール》して、発信した。
「プッ、プッ、プッ、プルー」呼び出している。
木嶋は、
「おかしいな!電話に出ない。どこか•••近場へ出掛けているのかな?」そう思っていた。
「仕方ない。また•••掛け直そう。」木嶋は、電話を切ったのであった。
家で、新聞を広げて、読んでいた。
木嶋の携帯が、着信を知らせる•••《サイン》が出ていた。
「電話かな?」
電話の画面を覗いた。
「小室さんだ。」
折り返して、小室さんに電話を掛けた。
「プッ、プッ、プッ、プルー」呼び出していた。
「はい、小室です。」ようやく、小室さんが電話に出た。
小室さんは、【一人暮らし】なので、木嶋は、一安心である。
「もしもし、木嶋です。」
「おう、木嶋か?どうしたんだ!」小室さんは、木嶋に尋ねていた。
木嶋は、
「先ほど、内海さんから•••電話が掛かって来ました。」小室さんに報告した。
小室さんは、
「内海は、元気にやっているのか?」木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「元気で、やっている様子です。小室さんと、飲みたいので、機会を作って頂けないか?と聞いてきたので、この先、予定とか•••入っていますか?」小室さんに尋ねていた。
小室さんは、
「内海は、日本に帰国しているのか?また、いつまで、いるんだ?」木嶋に告げた。
木嶋は、
「日本に帰国していて、3月いっぱいまでは、滞在しているそうです。どうしますか?」小室さんに答えていた。
小室さんは、
「3月いっぱいまでは、日本にいるのか?出来るだけ•••早い、日にちの方が、内海には、都合がいいのだろう。いつにするか!俺も、会いたい。富高にも、話しはしているのか?」木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「もちろん、富高さんには、話しをします。その前に、小室さんの予定を聞いてからです。」小室さんに伝えた。
小室さんは、
「俺に気を遣わせて•••悪いな!予定を確認するので、チョット•••待ってくれないか?」木嶋に同意を求めていた。
木嶋は、
「このまま、待ちますよ。」小室さんに話し、待つことにした。
小室さんは、
「来週以外なら、いつでも•••いいぞ。」木嶋に話していた。
木嶋は、
「来週以外なら、再来週で、内海さんに、打診します。どちらにしても、一度は•••小室さんへ連絡をします。」小室さんに答えていた。
小室さんは、
「連絡を、待っているぞ。」木嶋に告げ、電話を切ったのであった。