表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
837/968

第837話

真美さんは、

「木嶋君、はるかさんとの貴重きちょうな時間を一緒に過ごさせて頂き、ありがとうございました。」木嶋に伝えた。

はるかは、

「私は、気にしていませんよ。」真美さんに告げた。

木嶋は、

「あとは、富高さんの答え次第しだいだと思っています。」真美さんに話したのである。

真美さんは、

「富高さんには、綺麗きれいな女性を用意よういしています•••と、伝えてね!」あからさまに、富高さんが来るように仕向しむけていた。

木嶋は、

「富高さんに、そのように話します。かれんさんの意向いこうも、聞いた方がいいかな?」はるかに尋ねていた。

はるかは、

「それは、木嶋さんの考え方ですよ。」木嶋に答えていた。

木嶋は、

「分かりました。」はるかに告げた。

真美さんは、

「木嶋君、今日は•••ごちそうさまでした。」

「今まで、真美さんにお世話になってばかりで、申し訳ない。」木嶋は、真美さんにあたまを下げたのである。

はるかは、

「私も、真美さんに•••お世話になりました。」真美さんに伝えた。

真美さんは、

「2人とも•••今日でお別れみたいじゃない。まだ、お店で会う《チャンス》はありますよ。」苦笑にがわらいをしていた。

木嶋は、

「真美さん、早く行かないと、時間ばかりが経ってしまうよ。」真美さんを急かしていた。

真美さんは、左手にしていた腕時計うでどけいで時間を確認した。

「もう•••こんな時間なの?子どもが、私の帰りを待っているんだね。また、お店でお待ちしています。」木嶋と、はるかに話し、その場を離れて行った。

木嶋は、

「はるかさん、もうすぐ•••真美さんと会えなくなるんだね。自分のことを、しかってくれた人がいなくなってしまうと、さびしくなるね。」はるかにつぶやいていた。

はるかは、

「木嶋さん、真美さんも、《夜の仕事》を辞めたくて辞めるじゃないですよ。女性にとっては、出産しゅっさんすることが、どんなに【重い決断】なのか•••を考えてのことですからね。」木嶋をさとしていた。

木嶋は、

「はるかさん、かれんさんも、いつかは•••他の男性と結婚するときが来るんですね。そう考えていたら、自分自身じぶんじしんが•••なさけなく思いますよ。」はるかに告げた。

はるかは、

「私は、木嶋さんと一緒にいるときが楽しいですよ。他の男性に《心変こころがわり》することは、ないですね!」木嶋を安心させていた。

木嶋には、【安心あんしん】と言う言葉を信じられないでいた。

はるかは、

「木嶋さん、私も•••帰りますね〜。また、連絡をします。」木嶋に話し、横浜駅方面よこはまえきほうめんに歩き出したのである。

木嶋は、

「真美さん、はるかさん、【帰宅きたく】に着いた。自分も、かれんさんに電話をしながら帰ろう。」一人で、ボヤきながら、JRの改札口かいさつぐちに向かったのであった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ