第836話
はるかは、
「木嶋さん、そろそろ•••お店を出る準備をしませんか?」木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「そうだね。今、そうしようと考えていたんだ。はるかさんも、真美さんも、この後、予定があるからね。」はるかと、真美さんに理解を示していた。
真美さんは、
「木嶋君、私の為に、急かしてゴメンね。」木嶋に謝罪をしていた。
木嶋は、
「真美さん、気にしなくていいよ。」真美さんに伝えた。
はるかも、真美さんも、帰る支度を始めた。
木嶋は、近くにあった釦を押した。
「ピンポン」店内に響いていた。
一番最初に、席まで案内してくれた女性店員さんが、木嶋たちのテーブルに来た。
「お待たせしました。ご注文をお伺い致します。」木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「すいません。会計をお願いします。」女性店員さんに話していた。
女性店員さんは、
「畏まりました。少し、お待ち下さいませ!」木嶋に答え、その場を離れて行った。
木嶋は、
「はるかさんと、真美さんは、店の外で•••待っていていいよ。」優しく声を掛けていた。
はるかは、
「木嶋さんの、お言葉に甘えて、外で待っていますね!」木嶋に告げた。
木嶋は、
「はるかさん、よろしくね。」頭を下げたのである。
真美さんは、はるかと一緒に、席を立ち•••店の外に出たのである。
待つこと•••5分。
先ほど、木嶋の《テーブル》に来た•••女性店員さんが、木嶋の元へ戻ってきた。
「大変、お待たせしました•••お会計は、3689円になります。」木嶋に伝え、会計伝票を渡した。
木嶋は、会計伝票を受け取り、店の出入口の《レジ》に向かった。
《レジ》には、若い男性が待っていた。
「ご利用ありがとうございます。お客様の会計は、3689円です。」木嶋に答えていた。
木嶋は、5000円札を•••若い男性店員さんに渡したのである。
若い男性店員さんは、丁寧に、5000円札を確認していた。
木嶋は、
「高額紙幣の取扱いには、細心の注意をしないとね。」心で呟いていた。
男性店員さんは、
「お待たせしました•••5000円お預かりしましたので、お釣りは、1311円です。」木嶋に話していた。
木嶋は、お釣りを確認して、店の外に出た。
はるかは、
「木嶋さん、お疲れ様でした。」木嶋に声を掛けた。
木嶋は、
「無事に、会計は終わりました。今日は•••ありがとうございました。」はるかと、真美さんに伝えた。
真美さんは、
「木嶋君、私は、帰るね。今日は、ありがとうございました。」木嶋に話したのである。
木嶋は、
「はるかさんと、真美さんが、同じ時間に•••飲んだり、食べたりしないから、偶然でも良かった。」はるかと、真美さんに頭を下げたのである。