第834話
はるかは、
「木嶋さん、私には、攻めの気持ちがあったのですか?」木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「もちろん、ありました。いずれは、自分の元から、いなくなってしまうと思うと、張り裂けそうだよ。」胸の内を明かしていた。
真美さんは、
「いずれは、来るかも知れないよ。今が•••一番いいときだと思うなら、その瞬間を、満喫しないとね。」木嶋に語っていた。
女性店員さんが、木嶋の元に歩いてきた。
「お待たせしました。《握り寿司の6貫盛り》です。」はるかの目の前に置いた。
はるかは、
「この《握り寿司の6貫盛り》は、おいしそう。」木嶋に告げた。
木嶋は、
「そうだね。自分は、何を食べようかな?」
女性店員さんが、
「ご注文は、以上です。何か?ございましたら、そちらにあります•••釦を押して下さいませ!」木嶋に話し、その場を離れて行った。
「木嶋君が、好きなネタを取ってね。」真美さんが、優しく声を掛けた。
木嶋は、
「どのネタも、おいしそうだね。」何にしようか•••?悩んでいる。
はるかは、
「私は、《マグロ》が食べたいです。」木嶋に話していた。
木嶋は、
「はるかさんが、《マグロ》を取りたいなら•••お先にどうぞ。」はるかに答えていた。
はるかは、
「いいですか?遠慮なく•••いただきます。」木嶋に話し、《マグロ》を取ったのである。
木嶋は、
「自分は、《サーモン》にしよう。」呟きながら、《握り寿司》を取っていた。
真美さんは、
「私は、《イカ》にしましょう。」
木嶋は、
「あと、残りの《ネタ》は、真美さんと、はるかさんで、どうぞ。」はるかと、真美さんに伝えた。
はるかは、
「木嶋さん、残りの《ネタ》を頂いても、いいのですか?」木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「うん、いいよ。《メニュー》を見ていたら、他を、《オーダー》したくなってね。」はるかに話していた。
はるかは、
「私も、《オーダー》して•••いいですか?」木嶋に尋ねていた。
木嶋は、
「もちろん。」はっきりした口調で、答えていた。
真美さんは、
「木嶋君、ここに、何時ぐらいまでいるの?」木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「今、時間を確認します。」
Gパンのポケットから、携帯を取り出した。
「午後9時を過ぎたところだね。10時に出ようかと思っているよ。やっぱり、子どものことが•••気になるかな?」真美さんに問いかけていた。
真美さんは、
「子どものことが、気になるね。はるかさんは、この後は、どうするの?」はるかに聞いていた。
はるかは、
「私も、真美さんと同じぐらいに、帰ろうかな?と考えています。」真美さん伝えた。
真美さんは、
「午後9時30分ぐらいに、帰りましょう。木嶋君、それでいいかな!」木嶋に同意を求めていた。
木嶋は、
「その時間で、いいですよ。」真美さんに話したのである。
真美さんは、
「木嶋君、気を遣わせて•••ゴメンね。」木嶋に頭を下げていた。