第829話
はるかは、
「真美さん、気を遣わせて•••申し訳ありません。」真美さんに頭を下げていた。
真美さんは、
「木嶋君も、はるかさんも、煙草を吸わないのに、無理に、喫煙席に座らなくていいよ。匂いが、洋服に、ついてしまうからね。」はるかに話していた。
男性店員さんが、
「お客様。大変お待たせして申し訳ありません。ごあいにくでございますが•••先ほど、入られたお客様で、喫煙席は、満席でして、禁煙席のご案内なら、すぐにご用意が出来ますが、どうなされますか?」木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「真美さん、禁煙席しか•••空いていないので、いいですか?」真美さんに、同意を求めていた。
真美さんは、
「禁煙席でいいよ。これ以上、待つのは•••厳しいよ。」木嶋に答えていた。
木嶋は、
「禁煙席でお願いします。」男性店員さんに伝えた。
男性店員さんは、
「畏まりました。お席まで•••ご案内致します。」木嶋に告げ、歩き出したのである。
案内された席は、窓際であった。
木嶋は、
「自分は、通路側でいいので、真美さんと、はるかさんで、窓際に座ればいいよ。」はるかと、真美さんに優しく•••声を掛けた。
はるかは、
「木嶋さん、ありがとうございます。」木嶋にお礼を述べていた。
木嶋は、
「真美さんと、ご飯を食べに行く機会が、あと、何回•••あるか?解らないからね。」真美さんに伝えた。
真美さんは、
「そうだね〜。木嶋君、はるかさんと、一緒に出掛けたいですね!」はるかに尋ねていた。
はるかは、
「私も、木嶋さん、真美さんと、出かけたい気持ちはあります。直近で、実現するのは、難しいですか?」真美さんに聞いていた。
真美さんは、
「う〜ん」一瞬、考え込んでしまった。
続けて•••
「ただ•••子どもを、長時間、母親に預けたままも、どうかな?と、考えてしまうね!」はるかに答えていた。
はるかは、
「真美さん、遠くに出かけることは、難しいですかね!」
「私のことよりも、木嶋君と出かけた方が、いいかも知れないよ。」はるかに話していた。
はるかは、
「そうだね〜。木嶋さんの予定を聞かないと、いけないですよね!」頷いていた。
木嶋は、
「事前に、日にちを言って頂ければ、予定を入れないようにしますよ。そのことは、かれんさんに、話せばいいことです。」はるかに答えていた。
はるかは、
「そうしようかな?かれんさんと、直接会いたい気持ちもあります。」真美さんに伝えた。
真美さんは、
「はるかさん、木嶋君、モテるからね。かれんさんに、奪われないようにしないとね。」はるかに警告を発していた。
はるかは、
「木嶋さんを、かれんさんに、奪われないようにします。」心新たにしていた。