第823話
真美さんは、
「木嶋君、早く、席に座りましょう。」木嶋を急かしていた。
木嶋は、
「そうだね。立ち尽くしたままでは、足が疲れてしまうね。席に座りましょう!」何か•••釈然としない表情を見せていた。
はるかは、
「木嶋さん、ぶ然とした表情を出してはダメでしょう。冷静にならないとね。」木嶋を宥めていた。
木嶋は、
「分かりました。はるかさんは、いつもので•••いいの?」はるかに尋ねていた。
はるかは、
「もちろん、いつもので•••いいですよ。」木嶋に答えていた。
木嶋は、
「真美さんは、何にしますか?」真美さんに問いかけていた。
真美さんは、
「私は、何にしようかな?はるかさんは、《紅茶》を頼むのかな?」はるかに聞いていた。
はるかは、
「私は、《ホットロイヤルミルクティー》しか飲まないのです。」真美さんに答えていた。
真美さんは、
「《ホットロイヤルミルクティー》ね〜。私も、同じのを《オーダー》しよう。」木嶋に話していた。
木嶋は、
「じゃあ、決まったね。店員さんを呼んでいいね。」はるかと、真美さんに伝え、右手を上げていた。
近くにいた•••女性店員さんが、気がつき、木嶋たちの《テーブル》に歩いてきた。
「お待たせしました。」女性店員さんが、木嶋に呼びかけていた。
女性店員さんの、《スタイル》は、長身である。
木嶋は、
「《オーダー》は、《ホットロイヤルミルクティー》を2つと、《ホットアメリカンコーヒー》を1つでお願いします。」女性店員さんに告げた。
女性店員さんは、
「ご注文の確認を致します。《ホットロイヤルミルクティー》を2つ、《ホットアメリカンコーヒー》を1つ。以上でよろしいでしょうか?」木嶋に、《オーダー》の確認をした。
木嶋は、
「それで、OKです。」女性店員さんに、言葉を返したのである。
女性店員さんは、
「畏まりました。少々(しょうしょう)、お待ち下さいませ。」木嶋たちに答え、その場を離れて行った。
真美さんは、
「木嶋君、今の女性店員さんの、《スタイル》に見とれていたね。はるかさんたちは、良くこのお店に来るのかな?」はるかに聞いていた。
はるかは、
「この《コーヒーショップ》は、あまり来ることがないですね。どちらかと言えば、横浜駅から近い•••《コーヒーショップ『Y』》に行くことが多いね。」真美さんに伝えた。
真美さんは、
「私のために、歩かせてゴメンね!」はるかに話していた。
はるかは、
「そんなことは、ありませんよ。私は、クラブ『H』で《バイト》をしていたとき•••真美さんと、会話が出来なくて、残念でした。今日•••何かの偶然なのか?こうして、話しが出来る機会を頂けたことが、嬉しいです。」真美さんに答えていた。
真美さんは、
「木嶋君と、デートをしている最中に申し訳ない気持ちもありますよ。」苦笑いをしていた。
木嶋は、
「気にしないで下さい。今の女性店員さん、かわいいと思いました。」率直な感想を、真美さんに述べたのであった。