第821話
真美さんは、
「木嶋君、はるかさんに•••私がいることを話さなくていいの?」木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「はるかさんに、真美さんがいることを、話してしまえば、警戒をして、地下の惣菜売り場に降りて来ないよ。《サプライズ》するのも、一つの手段ですよ。」真美さんに答えていた。
真美さんは、
「木嶋君、はるかさんに責められてしまうよ。それでもいいの?」
「責められるも、何も•••はるかさんを、騙したんではないよ。それは、強調するよ。」真美さんに伝えた。
真美さんは、
「待ち合わせしたんじゃないからね。本当に偶然。そうだよね!」木嶋に告げた。
木嶋は、
「そうだよ。チョット•••隠れていた方がいいよ。」真美さんに話したのである。
真美さんは、
「そうしようか!」木嶋の提案に同意をして、離れて行った。
少しして、はるかが、地下の惣菜売り場に歩いてきた。
「木嶋さん、お待たせしました。」木嶋に伝えた。
木嶋は、
「待ちくたびれました。」苦笑いをしていた。
はるかは、
「いつ来ても、高島屋は•••混んでいますよね。」木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「そうだね。いつ来ても•••混んでいるよね。《人混み》が苦手な人から見たら、嫌になると思うよ。」はるかに答えていた。
すると、はるかの後ろから•••
「はるかさん。」はるかに声を掛けていた。
はるかは、後ろを振り返った。
「真美さん、お久しぶりです。」真美さんに、挨拶をしていた。
真美さんは、
「はるかさん、お久しぶりです。相変わらず•••木嶋君と、《ラブラブ》ですね!」はるかを冷やかしていた。
はるかは、
「真美さん、私が•••木嶋さんと、《ラブラブ》だなんて、恥ずかしいです。今日は、お一人ですか?」真美さんに尋ねていた。
真美さんは、
「うん。今日は、一人です。子どもは、母親に預けて、たまには、《リラックス》するのも、ありだと思ってね。」はるかに話していた。
はるかは、
「真美さんが、大丈夫でしたから、これ以上《立ち話し》をしないで、どこかの《コーヒーショップ》に入りませんか?」真美さんに尋ねていた。
真美さんは、
「はるかさんは、いいのですか?」はるかに問いかけた。
はるかは、
「私なら、大丈夫です。木嶋さんは•••」木嶋の意見を聞いていた。
木嶋は、
「いいよ。はるかさんも、じぶんも、真美さんに聞きたいこともあるからね。《コーヒーショップ》に、【let's go】だ。」笑顔で、はるかに伝えたのである。
はるかは、
「木嶋さん、どこの《コーヒーショップ》にしますか?」木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「いつもの《コーヒーショップ》ではなくて、高島屋から近い•••《コーヒーショップ》にしようよ。」はるかに話していた。
はるかは、
「あそこの《コーヒーショップ》ですね。分かりました。木嶋さん、先に•••お席の確保をお願いしてもいいですか?」木嶋に、先発隊として、歩いて行くように諭していた。
木嶋は、
「OK。先に行っているよ。」はるかに伝え、《コーヒーショップ》に向かったのである。