第817話
かれんさんは、
「来週までに、私に教えて下さいね!」木嶋に伝えた。
木嶋は、
「OK。かれんさんに連絡するから、期待していてね。」
「電話を、待ってま〜す。」明るい声で、木嶋に話し•••電話を切ったのである。
木嶋は、
「はるかさん、かれんさんも、都合が着けば、店に行くようなことを言っていたよ。」はるかに告げた。
はるかは、
「かれんさん、真美さん•••逆らえないよね?」木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「そうだよね。真美さんに、逆らうことは出来ないはず。どちらにしても、行くようになる可能性は高いね。はるかさんと、入れ替わりに、店に来れば•••《コスト》も掛からないと思うんだよね!」はるかに、自分の考えと言うより、苦肉の策である。
はるかは、
「その方法が、有効か?どうなのかは、私には、分かりかねます。木嶋さんの同級生に、聞いた方が、いいのではないですか?」木嶋に話していた。
木嶋は、
「そうだね。玲さんの意見を聞くのもありだね。何らかの解決策が、見出せるかも知れない。」期待を込めて、はるかに告げた。
はるかは、
「木嶋さん、今•••この場で、電話をしますか?」木嶋に尋ねていた。
木嶋は、
「今、玲さんに電話をして見よう!」はるかに伝え、携帯の発信履歴から、玲さんの番号を《スクロール》した。
「プッ、プッ、プッ、プルー」呼び出し音が鳴り響いている。
はるかは•••
【ホットロイヤルミルクティー】を飲んでいた。
木嶋は•••
【ホットアメリカンコーヒー】を飲もうと、《コーヒーカップ》を右手に持ったときに、
「もしもし、玲だけど•••。」玲さんが電話に出た。
木嶋は、慌てて《コーヒーカップ》を、《テーブル》の上に置いた。
「玲さん、お久しぶりです。」木嶋は、玲さんに挨拶をした。
玲さんは、
「本当に、お久しぶりだよね。なかなか連絡をくれないよね?まっ•••元気そうで良かった。木嶋君、真美さんの話しは、もちろん•••本人から、聞いているよね?」木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「真美さんの《夜の仕事を引退》することは、聞いています。」玲さんに答えていた。
玲さんは、
「木嶋君は、富高さんと一緒に来ないとね!彼女は、どうするのかな?」いきなり•••核心をついてきた。
木嶋は、
「その彼女のことで、相談があるんだ。」玲さんに伝えた。
玲さんは、
「やはりね。彼女は、お店に来るのかな?」
「現時点では、2人とも•••行く予定ですが、《コスト》を考えたときに、どうしたらいいのか?頭をひねっても、答えが見つからない。」木嶋は、ボヤきながら•••玲さんに話していた。
玲さんは、
「2人が、一緒に来たら、木嶋君たちの負担負担が、多くなってしまうよ。それなら、どちらかを、入れ替わるようにすれば、1人分の料金で済むよ。」木嶋が話したかったことを、《ズバリ》と答えていた。
木嶋は、
「自分が、聞きたかったことを•••玲さんが、答えて頂き、ありがとうございます。」玲さんにお礼を述べ•••
続けて、
「そんなことをしても、大丈夫なの?」正直、不安である。
玲さんは、
「私が、何とかするよ。」力強い言葉を、木嶋に掛けたのであった。