表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
811/968

第811話

そうは言っても、新しい居場所いばしょを、新規開拓しんきかいたくするのは、難しい。

コーヒーショップ『Y』に、代わる場所があれば一番いいのである。

いつものように、2階へ上がる階段を上って行く。

木嶋は、

「また、待ちぼうけなのかな?」不安に駆られながら、待つことにした。

今日は、手元てもとに、持っているはずの《新聞》もない。

「こんなときに限って、何も持たずに出てきてしまった。《新聞》か•••《漫画本まんがほん》でも、家から持ってくれば良かった。」一人で、ボヤいていた。

すかさず、携帯を取り出し•••

【Yahoo!】のトップページを開いた。

「何か•••話題は、あるのだろうか?」

【Yahoo!】の《コンテンツ》をさがしていた。

木嶋の好きなものは•••《スポーツ》である。 まず手始てはじめに、《野球》の話題わだいを見ていた。

『キャンプイン』が近いので、『合同自主ごうどうじしゅトレ』などが多い。

もちろん、木嶋が、応援している《ジャイアンツ》を中心ちゅうしんに、記事きじを読んでいた。

「どこの球団きゅうだんの選手も、張り切っているな!誰でも、《ペナントレース》に勝ちたいのは、一緒だ。」

続けて、

評論家ひょうろんかのみなさんが、春先はるさきになると、《順位予想じゅんいよそう》が始まる。《キャンプ》もそうだが、《はる高校野球こうこうやきゅう》の《出場校しゅつじょうこう》の発表も、間近まぢかに迫っているんだな!」両腕りょううでを組んだまま、動こうとしなかったのである。

はる』は、《選抜せんばつ》からと、言われる通り•••《春の高校野球》が始まると同時どうじに、色んな《スポーツ》が、紙面しめんにぎわせるのである。

《高校野球》が終わると、《プロ野球》の《長いペナントレース》が始まる。

それと同時に、《ゴルフシーズン》も、まくが開くのである。

《ゴルフ》が始まると、溝越さんが、熱中ねっちゅうする。

木嶋の会社には、《野球》、《ゴルフ》をする人が多い。

これから、毎日•••一喜一憂いっきいちゆうすることがある。

すると、携帯が•••

突然とつぜん•••

「ピローン、ピローン、ピローン」鳴り出していた。

木嶋が電話に出た。

「もしもし〜木嶋ですが•••」

わたし、はるかです。木嶋さん•••今、どちらにいますか?」木嶋に聞いていた。

木嶋は、

「いつもと同じところにいます。」はるかに伝えた。

はるかは、

「私、あと20分ぐらいで着きますが、待っていてくれますか?」木嶋に問いかけていた。

木嶋は、

「は〜い。なるべく、早く来て下さい。」明るい声で、はるかに答えていた。

はるかは、

「早く行きます〜。」木嶋に話し、電話を切ったのである。

木嶋は、

「やっぱり•••はるかは、《時間通じかんどおり》に来ないな。毎回まいかいだから、いやになってくる。」やり場のないいかりを、こころまっていた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ