第796話
売店のお姉さんは、《コーヒー牛乳》の《キャップ》を2本開け•••お姉ちゃんに渡したのである。
お姉ちゃんは、《コーヒー牛乳》を受けとり、母親の元に、歩いて行く。
母親は、《コーヒー牛乳》を受けとり、一口飲んだ。
「お風呂上がりで飲むのは、おいしいね!」お姉ちゃんに話していた。
お姉ちゃんは、
「本当だね。私は、普段、【お風呂】から上がったときに、飲み物を飲む習慣がないけれど、こんなに、おいしいとは思わなかった。」母親に答えていた。
母親は、
「お父さんが、毎日•••【お風呂】から上がったときに飲む気持ちが、理解出来たよ。」頷きながら、話していた。
父親は、
「お父さんは、先を見ていたんだよ。」母親に、胸を張っていた。
木嶋は、
「お父さんらしいね。お母さん、《コーヒー牛乳》を飲み終えたら、隣りの《お食事処》で、夕飯を食べようね!」母親に伝えた。
母親は、
「うん。そうしようか!お母さんが、食べられる《メニュー》は、あるのかな?」木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「うん。いくつか•••食べられる《メニュー》はあったよ。」母親に答えたのである。
お姉ちゃんは、
「お父さんの食べられる《メニュー》もあるの?」木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「お父さんの食べられるのも、あったよ。」お姉ちゃんに告げた。
お姉ちゃんは、
「それなら、安心だね。早く、《お食事処》に行こうよ。」木嶋に伝えた。
木嶋は、
「そうだね。営業時間も、差し迫っているからね。」お姉ちゃんに話したのである。
父親は、
「お母さん、飲み終わったか?動くよ!」母親に聞いていた。
母親は、
「《お食事処》に行こうかね。」父親に伝え、椅子から立ち上がり、歩き出したのである。
木嶋は、
「お姉ちゃん、お父さんと、お母さんを頼んだよ。」
お姉ちゃんに話し、《お食事処》のドアを開けた。
《お食事処》の店内は、満席である。
「いや〜混んでいるな!」一人で呟いていた。
男性店員さんが、
「いらっしゃいませ!」木嶋に声を掛けた。
木嶋は、
「4人で入りたいのですが、見渡す限り•••満席みたいなので、座ることが出来ますか?」男性店員さんに尋ねていた。
男性店員さんは、
「少々(しょうしょう)、お待ち下さいませ!」木嶋に伝え、空いている座席を探していた。
男性店員さんが、木嶋の元に戻ってきた。
「お待たせしました。只今、お席は満席でございます。少し、お時間を頂くことが出来ますか?」木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「判りました。【休憩所】で、待っています。」男性店員さんに伝えた。
男性店員さんは、
「畏まりました。お席の準備が、整いましたら、お声をお掛け致します。」木嶋に答えていた。
木嶋は、ドアを閉め、お姉ちゃんたちと合流した。
お姉ちゃんは、
「お店は、混んでいるの?」木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「満席で、空き待ちだよ!」お姉ちゃんに伝えた。
お姉ちゃんは、
「待つしかないね。」
「フー」と、ため息をついたのであった。