表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
782/968

第782話

母親は、

「お父さん、人より、肺活量はいかつりょうが少ないからね。お母さんと代わって、車椅子に乗る?」父親に話していた。

父親は、

「お母さんは、どうするんだ!」母親に聞いていた。

母親は、

「駐車場まで歩くよ。お姉ちゃんを呼んできてくれる?」木嶋に伝えた。

木嶋は、

「判りました。」母親に告げ、お姉ちゃんをさがしに行った。

《ショップ》で、買い物をしている•••お姉ちゃんの姿すがたを見つけた。

「お姉ちゃん!」木嶋が、お姉ちゃんを呼んだ。

お姉ちゃんは、

「あら•••もう、こんなところに来ていたの?お父さんは•••?」おどろいた様子ようすで、木嶋に答えていた。

木嶋は、

「お父さん、お母さんと一緒にいる。待ちくたびれたと言っていたよ!」お姉ちゃんに話したのだ。

お姉ちゃんは、

わたし優柔不断ゆうじゅうふだんなので、なかなか決められない。それが原因げんいんで、お母さんを待たせて、申し訳ないね。あなたも、《羽田空港限定》の物でも、買う?」木嶋に問いかけていた。

木嶋は、はるかのことが、気になっていた。

「《羽田空港限定》と言われても、何があるのか?•••《サッパリ》分からないよ!」お姉ちゃんに伝えた。

お姉ちゃんは、

「そりゃあ〜そうだけどね!《羽田空港限定》と言っても、ここで、売っていれば、必然的ひつぜんてきに、そうなってしまうよね!」頷きながら、木嶋に答えたのである。

木嶋は、

「自分も、【野球シーズン】になると、【東京ドーム】へ出かけたとき•••【東京駅】で乗り換えるが、良く•••【東京駅限定とうきょうえきげんてい】と言う《のぼり》を見るが、それと同じじゃないのかな?」お姉ちゃんに話していた。

お姉ちゃんは、木嶋の言葉に•••頷いていた。

父親は、

「お母さん、ひざの具合は、大丈夫

なのか?」母親に尋ねていた。

母親は、

「膝は、大丈夫だよ。《整形外科》と、《内科》の《主治医しゅじい》の先生から、せるように言われているよ。どうしたら、痩せるかね?」父親に問いかけていた。

父親は、

「お母さん、《あぶらもの》が好きだからね。食べ過ぎないことだと思うよ!」母親に答えていた。

母親は、

「なるべく、油ものを食べないようにしないね!」父親に話していた。

木嶋は、

「お姉ちゃん、もう•••良いでしょう?」お姉ちゃんに聞いていた。

お姉ちゃんは、

「うん。いいよ!家に帰ろうか!」木嶋に話し、歩き出したのである。

木嶋は、父親と、母親の待つ場所に急いで向かった。

「お父さん、お母さん、お待たせしました。」父親と、母親に伝えた。

母親は、

「お姉ちゃんは•••」木嶋に問いかけた。

木嶋は、

「もうすぐ来るよ。」母親に答えたのである。

母親は、お姉ちゃんの姿すがたを見るなり•••

随分ずいぶん、ごゆっくりと買い物をしていたね!」お姉ちゃんに告げた。

お姉ちゃんは、

「買いたいものばかりで、迷い過ぎてしまいました。お父さん、お母さん、お待たせして申し訳ない。」父親と、母親にあたまを下げたのであった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ