第773話
お姉ちゃんは、
「分かりました。お母さんは、お父さんと、交代で、車椅子に乗るのね!」母親に話していた。
母親は、
「今日は、膝の具合がいいんだよ。」お姉ちゃんに伝えた。
お姉ちゃんは、
「膝の具合がいいからと言って•••無理はしないように!」母親に答えていた。
木嶋は、
「お姉ちゃん、車椅子を《レンタル》する手続きをしようよ。」お姉ちゃんを急かしていた。
お姉ちゃんは、
「これから、車椅子を《レンタル》してきます。」母親に伝え、木嶋と一緒に、《インフォメーション》へ出向いた。
《インフォメーション》に到着。
「いらっしゃいませ。」若いお姉さんが、お姉ちゃんに声を掛けていた。
お姉ちゃんは、
「すいません•••車椅子を《レンタル》することは、出来ますか?」《インフォメーション》の若いお姉さんに尋ねていた。
若いお姉さんは、
「車椅子の《レンタル》を、ご希望ですね?畏まりました。今、在庫があるのか?確認をして参ります。少々(しょうしょう)、お待ち下さいませ!」お姉ちゃんに話し、その場を離れて行く。
木嶋は、
「前回も、同じ場所で•••《レンタル》しているから、大丈夫だと思うよ。」お姉ちゃんに伝えた。
お姉ちゃんは、
「私も、そう思っているよ。ただ、車椅子を全部、貸し出している可能性もあるからね。ここで、《レンタル》出来なかったら、どうしようか?」木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「そのときは、別な場所で、《レンタル》すればいいと思うよ。」お姉ちゃんに答えていた。
お姉ちゃんは、
「そうしようか!」木嶋に話したのである。
待つこと•••10分。
若いお姉さんが戻って来た。
「お待たせしました。車椅子の《レンタル》は、出来ます。今、手続きをされますか?」お姉ちゃんに聞いていた。
お姉ちゃんは、
「今、手続きをします。」若いお姉さんに伝えた。
若いお姉さんは、
「書類を出しますね。」書類を、手際良く、お姉ちゃんの前に差し出したのである。
お姉ちゃんは、《レンタル》する書類を書いている。
木嶋は、父親と、母親の元に歩いて行った。
「お父さん、お姉ちゃん•••車椅子を借りるのに、書類を記入しているから、もう少し、待っていてね!」父親に伝えた。
父親は、
「分かった。」木嶋に答えたのである。
木嶋は、再び•••お姉ちゃんのところに向かった。
どうやら•••書類を書き終えたみたいである。
「お姉ちゃん、書き終わったの?」お姉ちゃんに尋ねた。
お姉ちゃんは、
「今、書き終わって•••車椅子を持ってきて戴くところよ。」木嶋に答えていた。
木嶋は、
「お父さんに、車椅子の《レンタル》•••OKだよ。って•••話してきたよ。」お姉ちゃんに伝えた。
お姉ちゃんは、
「お父さん、車椅子出来ることを喜んでいたでしょう?」木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「お父さんも、お母さんも、にこやかな表情をしていたよ。」お姉ちゃんに告げた。
お姉ちゃんは、
「安心したよ。」
若いお姉さんは、車椅子を持ってきた。
「こちらが、お貸しする車椅子です。ご使用方法は、大丈夫でしょうか?」木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「大丈夫です。」若いお姉さんに伝えたのであった。