表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
771/968

第771話

お姉ちゃんは、

「私は、一足先ひとあしさきに行っているから、お父さんと、お母さんのことを頼んだよ。」木嶋に話し、空港内くうこうないに入って行った。

木嶋は、

「お父さんも、お母さんも、焦ることないからね。お姉ちゃんは、見たい《ショップ》があるから、先に行ったんだよ。」父親と、母親に伝えたのである。

母親は、

まったく、お姉ちゃんには、困ったもんだね?自分勝手じぶんかってで•••。」少し、怒った口調くちょうで、話していた。

父親は、

「お母さん、そう•••怒るなよ。いくら、家から近くても、頻繁ひんぱんに羽田空港へ来る機会がないのだから、好きにさせてあげなさい。それが、お姉ちゃんの《ストレス解消かいしょう》になるなら、いいじゃあないか!」お姉ちゃんの行動を、珍しく理解をして、かばっていた。

木嶋は、

「お母さん、お父さんの言う通りだよ。」母親に告げた。

「プルッ、プルー、プルー」携帯の呼び出し音が鳴り響いている。

「こんなときに、誰だよ。」木嶋は、ボヤきながら、携帯の画面を確認した。

「お姉ちゃんからだ。」急いで電話に出た。

「もしもし、木嶋です。」お姉ちゃんに答えていた。

お姉ちゃんは、

「今、どの辺りなの?」木嶋に聞いていた。

木嶋は、

「今は•••《駐車場》から《出発ロビー》に向かう途中です。」お姉ちゃんに伝えた。

お姉ちゃんは、

「まだ、そんなところなの?随分ずいぶん、ごゆっくりしているね!お父さん、お母さんは、大丈夫なの?」木嶋に問いかけていた。

木嶋は、

「お父さんも、お母さんも、大丈夫だよ。」お姉ちゃんに伝えた。

お姉ちゃんは、

「私は、《出発ロビー》近くの《ショップ》で買い物をしているから、到着したら、連絡を下さい。」木嶋に告げた。

木嶋は、

「了解しました。」お姉ちゃんに話し、電話を切ってのであった。

母親は、

「お姉ちゃん•••どこにいるんだい?」木嶋に尋ねていた。

木嶋は、

「お姉ちゃん、《出発ロビー》近くの《ショップ》で、買い物をしているよ。」母親に答えていた。

母親は、

「やっぱりね。お姉ちゃんのことだから、そうだと思ったよ。」頷いていた。

父親は、

「お母さん、買い物で•••《ストレス解消》出来るなら、安いものじゃないか!《ギャンブル》でお金を使うよりは、まだ•••いいよ。」母親をなだめていた。

母親は、

「それも、そうだね。《ギャンブル》にはまると、いいことがないからね。」

木嶋も、納得していた。

《ギャンブル》で、一代いちだいを作ったと言う•••話しは、聴いたことがない。 逆に、つぶした話しは、聴いたことがある。

お父さんも、お母さんも、《ギャンブル》は嫌いである。

もちろん、お姉ちゃん、木嶋も同様どうようである。

木嶋たちは、《出発ロビー》に到着した。

「お父さん、いつ来ても、空港は•••大きいね!」父親に同意を求めていた。

父親は、

「以前と、比べようがないくらいに、大きくなったね!」木嶋に話していた。

木嶋は、

「そう言えば、前回•••来たときも、この辺りで待っていたよ。直ぐ近くで、車椅子くるまいすを借りたよ。」母親に告げた。

母親は、

「座ろうか!」木嶋、父親に声を掛け、椅子いすに座ったのである。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ