第765話
木嶋は、
「お父さんも、お母さんも、まだ、歩けるうちは•••車椅子は、必要ないかもね。ただ、どんな《メーカー》があって、種類があるのか?選ぶのも、大変だよ。」お姉ちゃんに話したのだ。
お姉ちゃんは、
「そうだね!《ホームセンター》で見ても、置いてある《スペース》も限りられているよね。一番いいのは、《介護ショップ》に、一度、立ち寄って見ないと•••」木嶋に伝えた。
木嶋は、
「どこに、《介護ショップ》があるか?【Yahoo!】で検索してみよう。」お姉ちゃんに答えたのである。
お姉ちゃんは、
「家に戻ったら、《パソコン》で探して見よう。」好奇心が、あるうちに調べないと、直ぐに萎えてしまう悪い性格があるのであった。
父親は、
「車椅子は、楽でいいね。」木嶋に話していた。
木嶋は、
「お父さん、一般の人よりも、肺活量が、少ないから、気をつけないとね!今は、【携帯の酸素ボンベ】でも、購入しようか?」父親に問いかけていた。
父親は、
「そうだね〜。【携帯する酸素ボンベ】なんて、《市販》で売っているのか?」木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「スポーツ用品を売っているお店で、【携帯する酸素ボンベ】を見かけたよ。」父親に話していた。
母親は、
「お父さん、心臓は大丈夫なの?」父親に声を掛けた。
父親は、
「今は、心臓も、煽っていない。落ち着いているよ。」母親に答えたのだ。
お姉ちゃんは、
「お父さん、私が、いつも立ち寄るお店は、こちらだよ。」珍しく、話しかけていた。
お姉ちゃんは、早速、店内に入って行く。
父親は、
「お姉ちゃん、良く知っているね。」感心していた。
木嶋は、
「お姉ちゃん、毎日京急線を利用して、地下街を通っているから、知っていても、驚かないよ。」父親に話していた。
父親は、
「そうだったな。お父さんは、JRを利用していたからな。京急線は、【初詣】のときだけなんだな!」頷いていた。
木嶋は、
「それは、自分も•••お父さんと同じだよ。」父親に告げたのである。
母親は、
「お父さんも、お店に入るの?」父親に尋ねていた。
父親は、
「車椅子から降りて、お店の中に入るよ。何事も、勉強しないとね。気になる商品があったら、買うよ。」母親に伝えた。
母親は、
「たくさん、買わないようにしないと•••お姉ちゃん以外は、《パン》よりも、《ご飯党》だからね。」父親に話したのである。
父親は、
「お母さんの言うこと通りだよ。」そう答えながら、お姉ちゃんのいるお店に入って行く。
一つ一つ•••目で追いかけながら、売れ筋の商品を覗いていた。
父親は、何か?ヒントを見つけたらしい。
「お姉ちゃん、こっちに来てくれるか?」姉を呼んだのであった。
お姉ちゃんは、
「お父さん、何か•••買うの?」
「うん。2種類買って、家で研究したい。」父親は、お姉ちゃんに欲しいパンを伝え、木嶋と、お母さんがいるところに、戻って行った。