第754話
かれんさんは、
「木嶋さん、この2日間
(ふつかかん)•••お疲れ様でした。智君と、菜摘ちゃん•••慣れないことばかりで、さぞかし•••気苦労が、多かったのではないですか?私は、色んな出来事が、たくさん•••凝縮されたと思います。」木嶋に伝えた。
木嶋は、
「そうだね!かれんさんが、言われる通り、智君、菜摘ちゃんと
、遊んで疲れているのは、確実です。」かれんさんに話していた。
かれんさんは、
「やはり、そうですか!木嶋さん、これから•••どうしますか?」木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「一度、かれんさんの家に戻り、荷物を持ち、それから•••自宅に帰ります。」かれんさんに告げたのである。
かれんさんは、
「分かりました。家に帰りましょう。」《にこやか》な表情を浮かべいた。
木嶋は、かれんさんの左手を強く握りしめていた。
毎年のことながら•••正月三が日は、時間の流れ方が、ゆっくりしているなと思うことがある。
それは、家から出ないので、 他の人から見れば•••
【正月気分】が抜けていないと言われても、返す言葉がない。 かれんさんは、
「木嶋さん、私•••学生の(あいだ)に結婚して、子どもを産みたいな•••」木嶋に話しかけていた。
木嶋は、
「かれんさん、他に、付き合っている人が、存在するの?」かれんさんに聞いていた。
かれんさんは、
「他に好きな人は、いませんよ。私は、木嶋さん一筋です。」木嶋に答えていた。
木嶋は、
「かれんさんの気持ちに応えないといけないのは、判っている。ただ、はるかさんがいる以上は、今は、どうすることも出来ない。優柔不断で、申し訳ない。」かれんさんに、謝罪した。
かれんさんは、
「木嶋さん、謝らなくていいですよ。元々(もともと)、木嶋さんには•••はるかさんがいるのは判っていたことです。そのことを理解して、付き合って戴いているのです。」木嶋に話したのである。
木嶋は、
「智君、菜摘ちゃんと約束をしたんだ。」かれんさんに告げた。
かれんさんは、
「木嶋さんは、私と、ずっと一緒にいる。そう•••智君と、約束をしたんですよね?」木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「そうです。約束を破ったら大変なことになってしまうからね。」かれんさんに答えたのであった。
かれんさんは、
「私も、菜摘ちゃんと、約束をしたので•••破るわけには、いきません。お互いに、努力をしましょうね!」木嶋に同意を求めていた。
木嶋は、
「そうだね〜頑張ろう。はるかさんが、都合が悪いときがあると思うので、事前に分かれば、かれんさんに、連絡をします。」かれんさんに伝えた。
かれんさんは、
「私も、木嶋さんとの時間を作りたいので、早めに教えて下さいね。」明るい声で、木嶋に話していた。
木嶋は、
「了解です。」かれんさんに左手で、敬礼で応えていた。