第748話
菜摘ちゃんは、
「ママ、お兄ちゃんと【指切りげんまん】をしたのかな?」かれんさんに尋ねていた。
かれんさんは、
「先ほど、【指切りげんまん】をしたよ!菜摘ちゃんもしたいかな?」菜摘ちゃんに問いかけていた。
菜摘ちゃんは、
「菜摘も、したいな!」かれんさんに答えていた。
かれんさんは、
「うん•••いいよ。約束だよ。【指切りげんまん】」菜摘ちゃんと約束をしたのであった。
木嶋は、
「智君、もうすぐ•••最初の場所にたどり着くね。」智君に話していた。
智君は、
「うん、パパと、ママの一緒にいる写真を撮って、携帯の中で、保存するんだ。」胸を張って、木嶋に答えていた。
木嶋は、
「パパも、そうしようかな?ママにも、話して見ようか!」智君に告げた。
智君は、
「ママも、パパと同じ意見だと思うよ。」
木嶋に伝えた。
木嶋は、
「ママも、携帯で写真を撮るといいのに•••」かれんさんに問いかけていた。
かれんさんは、
「パパは、どうするの?」
「もちろん、携帯で撮りますよ。会えなくても、智君と、菜摘ちゃんのことを、気にすることが出来るからね!」木嶋は、かれんさんに答えたのであった。
かれんさんは、
「そっか•••本当のパパと、ママがいるからね。私たちが、出て行くことは、出来るだけ避けないとね。」一人で頷いていた。
木嶋は、
「自分たちに、出来ることは、暖かく見守ることは、出来るからね!」かれんさんに話したのだ。
智君は、
「妹も、同じことをするはずだよ。」木嶋に伝えた。
木嶋は、
「それじゃあ•••みんなの携帯に、写真を撮ろうね!画像として残るからね。」かれんさん、智君、菜摘ちゃんに提案をしたのである。
菜摘ちゃんは、
「パパの意見に、賛成です。」右手を上げた。
智君、かれんさんも、右手を上げたのである。
最初に出会った•••公園に到着した。
木嶋は、
「この場所で、智君は、《凧上げ》をしていて、菜摘ちゃんは、少し•••離れた場所で、友だちと、《羽根付き》をしていたんだね。昨日のような出来事のような•••気がする。」今の心境を、かれんさんに話していた。
かれんさんは、
「私も、パパと同じ意見です。」木嶋に答えたのであった。
智君は、
「パパ、どの辺りで、写真を撮ろうか?」木嶋に尋ねていた。
木嶋は、
「どこがいいかな?悩んじゃうな•••」苦笑いを浮かべていた。
智君が、
「パパ、ここがいいよ。」どうやら•••《ベストスポット》らしい。
木嶋は、
「じゃあ、そこにしようか?」かれんさん、菜摘ちゃんに聞いていた。
菜摘ちゃんは、
「菜摘は、いいよ。ママは、どうかな?」かれんさんに尋ねた。
かれんさんは、
「ママも、OKです。」素早く答えたのであった。
智君は、
「じゃあ決まりだね。パパ、ママ、急ごうよ。」駆け足で、《ベストスポット》に行ったのである。
木嶋は、
「智君、慌てなくてもいいよ。」智君に伝えた。