第743話
木嶋は、かれんさんと、菜摘ちゃんが、手を繋いでいる姿を見ていると、ずっと•••一緒にいないといけないな•••そんな思いで見つめていた。
智君は、
「パパ、《焼き鳥》だけでいいの?」木嶋に尋ねていた。
木嶋は、
「《焼き鳥》だけでいいよ。智君は、他に食べ物あるのかな?ママと、菜摘ちゃんが、戻ってこないと、今•••この場を離れてることは、危険だよ。」智君に伝えた。
智君は、
「そうだね。ママが、戻ってきたら!《かき氷》を買いに行ってもいいかな?」木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「《かき氷》•••か!ママが、戻って来たら、買いに行こうか!意外と、菜摘ちゃんが、買ってきたりして•••パパは、そんな予
感がするよ。」智君に告げた。
すると、突然、携帯が•••
「ピローン、ピローン、ピローン」鳴り出した。
「誰かな?」疑問心を抱きながら、携帯の画面を覗いた。
「ママからだ。」
「ホッ•••と」一安心しながら、電話に出た。
「もしもし〜、パパです。」かれんさんに、言葉を掛けていた。
かれんさんは、
「あっ•••パパ。今ね、《焼き鳥》の屋台にいますが、《ひな肉》、《かしら》、《レバー》の他に、《手羽先》も、買って行きますね。」木嶋に話していた。
木嶋は、
「《手羽先》ね•••ありがとう。もちろん、《塩》でお願いします。それ以外は、《タレ》でも《塩》でも、ママの好みに、お任せします。」かれんさんに、告げたのである。
かれんさんは、
「分かりました。」そう•••木嶋に伝え、電話を切ったのである。
菜摘ちゃんは、
「ママ、《かき氷》も食べたいな!一緒に買ってもいいかな?」かれんさんに、【おねだり】していた。
かれんさんは、
「《かき氷》•••ね。菜摘ちゃん、パパと、お兄ちゃんの分も、買って帰ろうか?」菜摘ちゃんに問いかけていた。
菜摘ちゃんは、
「うん。そうしよう。お兄ちゃんは、《かき氷》の《ストロベリー》が好きなんだ。」かれんさんに伝えた。
かれんさんは、
「《かき氷》の《ストロベリー》が、智君は、好きなんだね。菜摘ちゃんは、何がいいのかな?教えて•••。」菜摘ちゃんに尋ねていた。
菜摘ちゃんは、
「《メロン》にしようかな?」かれんさんに答えていた。
かれんさんは、
「菜摘ちゃんは、《メロン》なら、ママは、《ブルーハワイ》にしようかな!パパは、何がいいと思う?」菜摘ちゃんに聞いていた。
菜摘ちゃんは、
「パパは、《レモン》がいいんじゃないかな?」かれんさんに話していた。
かれんさんは、
「《レモン》にしようか!《焼き鳥》と、《かき氷》•••両方、持って行くことが出来るかな?」菜摘ちゃんに問いかけていた。
菜摘ちゃんは、
「パパと、お兄ちゃんに頑張って、持って行くね!」かれんさんに答えたのだ。
かれんさんは、
「足元に気をつけて•••無理をしないようにね。ママは、後ろにいるからね!」微笑ましい笑顔で、声を掛けたのであった。