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730/968

第730話

人混ひとごみが多い場所で、迷子になるのを、避けなければならない。

1990年代は•••

【東京ディズニーランド】などは、子どもが迷子になると、両親りょうしんの呼び出し放送をしていたことがあった。

今は、携帯電話の急速きゅうそく普及ふきゅうと同時に、呼び出し放送は、消えてしまったのである。

木嶋は、

「智君、携帯電話は•••所持しょじしているのかな?」智君に尋ねていた。

智君は、

「僕も、妹も、持っているよ。」木嶋に答えていた。

木嶋は、

「もしものために、番号を教えてくれるかな?」智君にお願いをした。

智君は、

「うん、いいよ。お兄ちゃんの番号も教えてね!」目を輝かせていた。

木嶋は、智君の携帯を持ち、番号を入力にゅうりょくした。

智君の携帯に発信した。

「ピリッ、ピリッ」

《バイブレーター》の着信音が鳴った。

木嶋は、

「これでいいかな?」思わず納得した表情であった。

智君に、

「智君、ありがとう。」言葉を掛け、携帯を戻した。

智君は、

「うん。今、電話が鳴ったから、それが•••お兄さんの番号だね?」木嶋に問いかけていた。

木嶋は、

「そうだよ。」そう話していた。

かれんさんも、菜摘ちゃんの携帯番号を教えてもらっていた。

「菜摘ちゃん、お姉さんが、今•••掛けるからね!」菜摘ちゃんの携帯に発信したのである。

菜摘ちゃんは、

「わ〜い。お姉ちゃんの番号を教えて頂いて、嬉しいな!」無邪気むじゃきな笑顔で答えていた。

木嶋も、かれんさんも、智君や、菜摘ちゃんの笑顔を見るたびに、いやされていた。

智君は、

「お兄ちゃん•••最初に、綿菓子わたがしを食べたいな?」木嶋に聞いていた。

木嶋は、

「綿菓子•••ね!いいよ。菜摘ちゃんと一緒に食べないとダメだよ。」智君に伝えた。

智君は、

「もちろんだよ。」木嶋に答えたのだ。

智君と、木嶋は、《綿菓子》の屋台に並んでいた。

一方いっぽうで、菜摘ちゃんと、かれんさんは、《水あめ》の屋台に並んでいた。

屋台のお姉さんが、

「いらっしゃいませ!」菜摘ちゃんと、かれんさんに声を掛けていた。

菜摘ちゃんは、

「お姉ちゃん、菜摘•••《水あめ》が好きなんだ。《じゃんけん》に勝ってね。」かれんさんに、《プレッシャー》を掛けていた。

かれんさんは、

「菜摘ちゃん、《水あめ》が好きなんだね。それなら、お姉さん•••頑張っちゃおうかな?」にこやかに話しながら•••

「私、《チャレンジ》します。」屋台のお姉さんに告げた。

屋台のお姉さんは、

「お姉さん、《チャレンジ》しますか?私は、《じゃんけん》強いですからね。簡単には、まけませんよ!」かれんさんに話していた。

かれんさんは、

「私も、負けないですよ。」 屋台のお姉さんに、【ライバルしん】を燃やしていた。

屋台のお姉さんは、

「最初は、《グー》でお願いします。」

「最初は、《グー》•••じゃんけん•••ポン」

かれんさんは•••《チョキ》

屋台のお姉さんは•••《パー》

ここで、勝負あり•••

かれんさんの勝利である。

「ヤッター」かれんさんが、両手を上げた。

屋台のお姉さんは、

完敗かんぱいです。」いさぎよく負けを認めたのである。




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