第716話
かれんさんは、
「木嶋さん、見栄を張らなくても、いいのではないですか?」木嶋に伝えた。
木嶋は、
「見栄っ張りと言われても仕方ないね。自分の《モットー》は、平等が、口癖だからね!」かれんさんに答えていた。
かれんさんは、
「木嶋さんらしいですよ。」笑顔で、木嶋に話していた。
木嶋は、再び•••【ニューイヤー駅伝】を観ていた。
「かれんさん、もうすぐ•••自分の《注目》している《チーム》が《フィニッシュ》したら、この近くにある《公園に出掛けようか?」かれんさんに聞いていた。
かれんさんは、
「いいですよ。何か?飲み物を持って行きますか?」木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「そうだね。【公園】にいても、長時間いると寒くなるから、暖かくしていかないと、風邪を引いてしまうよ!」かれんさんを思いやっていた。
かれんさんは、
「そうですよね。暖かくしていかないと、いけませんね。」木嶋の気配りに感謝をしていた。
《実況アナウンサー》が•••
「まもなく、無念の《繰り上げスタート》しました《5チーム》が、《フィニッシュ》地点まで、あと•••3キロを切りました。沿道のみなさんの声援が、大きく大きくなって行きます。今年の【ニューイヤー駅伝】も、終わりが近づいています。頑張ってほしいものです。2キロを切りました。ここで、《ラストスパート》をするのは、どのチーム》なのでしょうか?駆け引きが楽しみです。あと•••1キロを切りました。先頭の《ランナー》が前に出ました。それを追いかけていますのが、後続を走っていた••2チームが追いかけて行きます。どこチームの《ランナー》も苦しい。追いかけているチームとの《タイム差》は、5秒です。差が詰まりそうで詰まりません!ジレンマがあると思います。最後の直線に入りました。あと•••50メートル。今、《フィニッシュ》です。2チームが、激しく《鍔迫(つばぜり合い》をしながら、ほぼ同時に、《フィニッシュ》しました。これで、あと•••2チームです。残り•••200メートルです。《繰り上げスタート》しました•••5チームは、来年は、地区予選からの《スタート》になりますが、また•••この場所に戻ってきてもらいたいです。まもなく、《フィニッシュ》です。今、到着しました。これで、全37チームが、《フィニッシュ》しました。」
かれんさんは、
「木嶋さん、全37チームが•••《フィニッシュ》しましたよ。これから、【公園】に出掛けますか?」木嶋に問いかけていた。
木嶋は、かれんさんの呼びかけに、
「じゃあ、出掛けようか?」ソファーから立ち上がったのである。
かれんさんは、木嶋の右手を握り、立ち上がった。
そのとき、かれんさんが、木嶋の胸に飛び込んでいた。
木嶋は、かれんさんを優しく受け止め、両手を背中回した。
かれんさんも、同じように、後ろに回したのであった。