第711話
かれんさんは、
「木嶋さん、もう一度、《マラソンランナー》に復帰してみたら、どうですかね?」木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「自分も、そうだが•••会社の同僚から何度も、《ランナー》に復帰したらどうかな?と、話しはあったが•••あと一歩、踏み出す勇気がなかったのです。」かれんさんに答えていた。
かれんさんは、
「木嶋さん、《長期間》走っていない《ブランク》があると、難しいのですか?」
「そうだね!かなりの期間•••走っていないからね。身体が、鈍っているから、奥底に眠っている力を、呼び起こすのは、並大抵ではないよ。努力はします。」木嶋は、かれんさんに伝えた。
かれんさんは、
「木嶋さん、《チャレンジ》して下さい。そうすれば、《チーム結成》する上で、私が、《ランナー》を勧誘するのにも、理解が得やすくなると思います。」木嶋に告げた。
木嶋は、
「そうだよね〜。いざ•••《陸上チーム》を立ち上げるにしても、監督自らが、率先して、みんなを•••引っ張らないとね。」と、追いかけている《ランナー》との•••《タイム差》を確認しませんか?」木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「残り、何キロ•••あるのかな?」かれんさんに答えたのだ。
かれんさんは、
「残り•••ですか?テレビ中継の左上の距離を見ると、あと、3キロみたいですね!」
「あと、3キロ•••か!どれくらい、《タイム》が離れているのかな?興味津々(きょうみしんしん)だよ。」かれんさんに話したのだ。
《実況アナウンサー》の声が聞こえてきた。
「《トップ》を走ります《チーム》は、昨年、最終区で、逆転をされ、2位に甘んじました。今年は、このままの順位で、《ゴールテープ》を切りたいところです。昨年は、この区間で、大逆転劇が起き、2位に甘んじました。ここで、《タイム差》を測ってみましょう。今、通過しました。後続の《ランナー》が、まだ、見えません。先ほどの計測地点では、2分40秒でした。今•••2位の《チーム》が通過していきました。2分53秒です。8秒•••開きました。」
かれんさんは、
「木嶋さん、残り•••3キロで、2分53秒です。先ほど、《実況アナウンサー》が伝えていましたが、昨年、この区間で、大逆転劇があったのですね!今年は、再現が、ありますかね?」木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「残り••••3キロで、2分53秒差でしょう?現状を考えると、このまま決まると思います。」かれんさんに答えていた。
かれんさんは、
「2位の《チーム》の頑張りに、期待をしましょう。3.4位争いも、どうなっているのか•••興味があります。」木嶋に話していた。
木嶋は、
「《スペシャルドリンク》を飲みながら、3位争いを楽しみます。」かれんさんに答えていた。