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第71話

「ピローン、ピローン、ピローン」聞き慣れた着信音だった。

木嶋は、携帯を取り出し画面を覗いた。

はるかからの着信だった。

木嶋は、電話に出たのだ。

「もしもし、木嶋ですが…」

「私、はるかです。木嶋さん、お久しぶりです。元気でしたか?」

「お久しぶりです。元気にしていましたよ!」木嶋は、はるかに問いかけた。

はるかは、

「最近、木嶋さんからのメールもないので、どうしてしまったのだろうとチョット…不安になりながらも、声を聞きたいなと思い、電話をしました。」木嶋に伝えたのだ。

「ありがとうございます。」木嶋は、はるかに伝えたのであった。

はるかは、

「今日、何度か…電話をしたのですが…電話を掛ける度に、ずっと話し中でしたよ。誰かと話しをされていたのですか?」木嶋に尋ねたのだ。

木嶋は、

「一人は、はるかさんが良く知っている人ですよ!」はるかに、意地悪チェックをしていた。

はるかは、

「誰ですか…?」

「さて、誰なんだろうね!」はるかに、答えを教えずにいた。

はるかは、

「意地悪しないで、教えている下さい。」木嶋に伝えたのだった!

木嶋は、

「キブアップするなら教えましょう!一人は、麻美さん、もう一人は、自分の高校時代の同級生ですよ。」はるかに話していた。

はるかは、

「麻美さん、私のことで、木嶋さん自身が何か言われましたか?」木嶋に話していた。

木嶋は、

「麻美さんは、はるかさんのことは、何も話していませんでしたよ!」はるかに伝えていた。

はるかは、

「それなら良いですが…。」ホッとしたみたいであった。

木嶋は、

「はるかさんは、映画は良く観に行くと話していたことがありましたよね?」はるかに問いかけたのだ。

はるかは、

「映画は、良く観に行きますよ!観てみたい映画も沢山ありますよ。何か良い情報でもあるのですか…?」木嶋に尋ねていた。

木嶋は、

「先日、地元のチケットショップで、映画のチケットを安く売っていたので、大量に購入したのです。」はるかに答えたのだ。

はるかは、

「どんなチケットでしょうか?」

木嶋は、

「半年間有効のチケットですよ。あとは、見てからのお楽しみと言うことでご理解を願いたい。」はるかに伝えたのだった。

「分かりました。木嶋さんの手元に何枚、あるのでしょうか?」木嶋に聞いていた。

木嶋は、

「自分の手元に、10枚あります。このうち、3枚ずつ麻美さんと高校の同級生に譲ります。残り枚数は…あと4枚です。」はるかに話したのだ。

はるかは、

「麻美さんや高校の同級生に渡す枚数を少なくすることは、出来ないのですか…?」木嶋に聞いたのだ。

木嶋は、

「減らすことは、出来ません。麻美さんや同級生に話しをしてあるので…はるかさんに、渡す枚数は、3枚では少ないですか?」はるかに尋ねていた。

はるかは、

「正直に言えば、3枚では少ないと感じます。私は、映画を観るのが好きです!木嶋さんが、私のために、多少なりとも残してくれていたので、譲って下さい。お願いします。」木嶋に頼んだのだ。

木嶋は、

「了解しました。今度、会う時に渡しますね!」はるかに伝えたのだ。

はるかは、

「分かりました。今から楽しみに待ってます。また、連絡をしますね!」はるかは、木嶋に伝えて電話を切ったのだ。

木嶋は、3人の意外な共通点を発見したのだった。

「まさかね!3人とも映画を好きだとはね…!」驚きを隠せずにいたのだった!

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