表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
707/968

第707話

なぜならば、3位の《ランナー》が、追い上げたことで、【棄権きけん】したんじゃないかと思っていたのだ。

かれんさんは、

「木嶋さん•••安堵あんどの表情になっていますよ。」木嶋に告げた。

木嶋は、

「かれんさんに、自分のこころを読まれてしまったかな?」苦笑いを浮かべていた。

かれんさんは、

「そうみたいですね!」笑顔で、木嶋に話していた。

《実況アナウンサー》が•••

「3位の《ランナー》がやって来ました。映像えいぞうで見る限り•••かなり、疲れた様子ようすです。今、通過しました。《トップ》とは、1分50秒に開きました。たすきを渡した瞬間しゅんかん倒れました。ひかえの《ランナー》が、かついでいきました。大丈夫だいじょうぶでしょうか?そして、4位の《ランナー》が入って来ました。2分20秒差で、【リレー】をしていきます。続々(ぞくぞく)と、《ランナー》が入って来ます。5位は、2分30秒。6位は、2分35秒です。」

木嶋は、

「もしかしたら、4位〜6位までの順位が入れ替わるかもね!」かれんさんに伝えた。

かれんさんは、

「10秒と、5秒差ですからね!あとから走る《ランナー》から見たら、目標があるので、【リズム】をつかみやすいですよね!」木嶋に聞いていた。

木嶋は、

「そうだね!あとから走る《ランナー》が、有利になるね。前にいる《ランナー》も、追いかけられているのは、沿道えんどう声援せいえんなどでも分かるよ!」かれんさんに答えていた。

かれんさんは、

「なるほど•••沿道の声援でも分かりますか!先ほど、気がついたのですが•••《給水きゅうすいポイント》みたいなところは、あるのですか?」ふとした疑問を、木嶋にぶつけていた。

木嶋は、

「《給水ポイント》は、あります。日本陸上競技連盟主催にほんりくじょうきょうぎれんめいしゅさいの《マラソン大会》で、《海外招待かいがいしょうたいランナー》、《国内招待こくないしょうたいランナー》は、自分専用じぶんせんようの《スペシャルドリンク》を飲む人もいるよ。」かれんさんに伝えた。

かれんさんは、

「《スペシャルドリンク》ですか?人それぞれ•••なんですね!」木嶋に問いかけていた。

木嶋は、

「そうだね。自分も、今•••《スペシャルドリンク》を作ろうと思えば、作ることは可能ですよ。」かれんさんに告げた。

かれんさんは、

「じゃあ•••今、私に《スペシャルドリンク》を作って頂くことは出来ますか?」木嶋に尋ねていた。

木嶋は、

「いいよ。《スペシャルドリンク》を作りましょう!少し、時間を下さい。」かれんさんに伝えた。

かれんさんは、

「私、自分の部屋に戻っているので、《スペシャルドリンク》が出来上がりましたら、声を掛けて下さいね!」木嶋に話し、部屋に戻って行った。

木嶋は、

「さてと•••どんな《スペシャルドリンク》を作ろうかな?」両腕をまくり、資材しざいを探していた。

かれんさんは、部屋のドアから•••そっと、のぞいていた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ