第703話
かれんさんは、
「木嶋さんが、私の個人《マネージャー》になって頂けるのなら、最高に嬉しく思います。ただ、気掛かりなのは、今、勤務している会社を、辞めることになってしまいますが、いいのですか?」木嶋に尋ねていた。
木嶋は、
「そこなんだよね•••。はるかさんは、会社を辞めることには、《リスク》が大きく、反対をすると思うよ!ただ、それを言っても、どこの世界も同じことなんだよね•••。」かれんさんに話したのだ。
かれんさんは、
「私は、まだまだ、年齢が若いので、いくらでも、《リセット》することが出来ます。木嶋さん、大丈夫ですかね?」木嶋のことが気になって仕方ない。
木嶋は、
「職種を選ばなければ、仕事は、あるはずです。国会議員、都道府県議会議員など、落選したら、無職になり、いざとなったら、どこかで、《アルバイト》を見つけ 、掛け持ちをするよ。」かれんさんに伝えた。
かれんさんは、
「木嶋さんが、そこまで決意を固めているなら、自分で、ここに、申し込みたいと思っているがあるので、《書類》を送って良いですかね?」木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「かれんさんが、興味があるば、《ダメ元》でもいいので、《チャレンジ》して下さい。」かれんさんに告げた。
かれんさんは、
「それでは、《書類》を《郵送》します。どこに《応募》するかを、聞かなくても大丈夫ですか?」木嶋に尋ねていた。
木嶋は、
「かれんさんのことだから、《雑誌モデル》でしょう?」かれんさんに答えていた。
かれんさんは、
「木嶋さん、何でも、《お見通し》なのですね?」苦笑いを浮かべていた。
木嶋は、
「そんな予感がしたのです。」かれんさんに話したのであった。
かれんさんは、
「木嶋さん、《マネージャー》になる心構えをしていて下さいね。」【自信満々(じしんまんまん)】に、木嶋へ答えていた。
木嶋は、かれんさんが、かなりの確率で、《雑誌モデル》の審査を通るのを、確信していた。
【ニューイヤー駅伝】も、第3区に入っていた。
かれんさんは、
「木嶋さん、この【駅伝】も•••第3区に入りましたね!」木嶋に告げた。
木嶋は、
「そうだね!この区間は、最初の区間と同じぐらいの距離があります。」かれんさんに伝えた。
かれんさんは、
「最初の区間と同じぐらいの距離ですか?」木嶋に尋ねていた。
木嶋は、
「そう、同じぐらいです。先ほどの区間は、いわゆる•••《繋ぎの区間です。」かれんさんに告げた。
かれんさんは、
「《繋ぎ》の区間ですか?」
「そうです•••《繋ぎ》の区間です。」木嶋は、かれんさんに話し、
続けて•••
「《繋ぎ》の区間とは、長い区間との狭間に、距離の短い《コース》を入れることに依って、《スピードランナー》の《特性を生かすことも、大切なのです。」かれんさんに話していた。
かれんさんは、
「【駅伝】は、奥が、深いですね。」頷いたのであった。