表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
700/968

第700話

かれんさんは、

陸上経験者りくじょうけいけんしゃの木嶋さんにとっては、有意義ゆういぎな•••3日間みっかかんになりますよね!」木嶋に伝えた。

木嶋は、

「そうだね。両親りょうしんも、【駅伝】は、好きだからね!お姉ちゃんは•••あまり、興味きょうみがないみたい。」かれんさんに答えていた。

かれんさんは、

「どうして、なんですかね?」困惑こんわくした表情で木嶋に尋ねていた。

木嶋は、

「どうして•••と、言われても、答えようないね。自分が、【駅伝】ばかり観ていると、あきれ顔で、どこかに出かけてしまうよ!」かれんさんに告げた。

かれんさんは、

「私、木嶋さんのお姉さんに、一度、お会いしたいですね!」木嶋に聞いていた。

木嶋は、

「お姉ちゃんもそうだが•••かれんさんが、自分の家族に会うのは、まだまだ、先だよ。事実じじつ、はるかさんのことも、話していないよ。」かれんさんに伝えた。

かれんさんは、

「そうですよね?私、少し•••先走さきばしりしていましたね。ごめんなさい!」木嶋にあたまを下げたのである。

木嶋は、

「頭を下げることでもないよ。気にしないで•••いいよ。時間は、まだ•••あるのだからね。あせらず地道じみちに行きましょう。」かれんさんを勇気付ゆうきづけていた。

かれんさんは、

「木嶋さん、ありがとうございます。」木嶋にえていた。

木嶋は、

「気を取り直して、【駅伝】を観ましょう。」かれんさんに話していた。

かれんさんは、

「はい。」素直すなおに、言葉を返していた。

5位グループの《鍔迫つばぜい》が、激しさを増していた。

《ラストスパート》を仕掛しかけるも、あとから、《ランナー》が追ってくる。

このような展開になってしまうと、《スタミナ勝負しょうぶ》になる。

かれんさんは、

「木嶋さん、【駅伝】って•••良いものですね?」木嶋に問いかけていた。

木嶋は、

「良いよ。仲間のあせが染み込んだ《たすき》を、《繰り上げスタート》なく渡すことが!一番、重要だよ。」かれんさんに答えていた。

かれんさんは、

「《繰り上げスタート》ですか•••?それは、ないほうがいいですよね?」

「もちろんです。交通の関係で、やむをないこともあります。」かれんさんに告げた。

かれんさんは、

「そうですよね!【駅伝】や【マラソン】は、交通規制こうつうきせいがありますよね。」

頷いていた。

木嶋は、

「かれんさん、5位グループの集団が、バラけてきたよ。」かれんさんに話していた。

かれんさんは、

「バラけて来ましたね。あとは、次の区間で変動がありますかね?」木嶋に問いかけていた。

木嶋は、

「あると、思います。」かれんさんに答えていた。

かれんさんは、

「みんな•••キツそうだ。残り100㍍。頑張れ〜。ファイト!」

《ランナー》を励ましながら•••

「残り100㍍。一番、苦しいですよね?木嶋さんも、最後のところは、キツかったですか?」木嶋に聞いていた。

木嶋は、

「キツいね。《ランナー》がいても、あしが前に進まないよ」かれんさんに話したのである。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ