第685話
まもなく、元日になろうとしていた。
木嶋は、左腕にしている•••腕時計で、時間を確認した。
「かれんさん。もうすぐ•••新しい年になるよ。」かれんさんに伝えた。
かれんさんは、
「新年の挨拶をしましょうね!」木嶋に告げた。
周りにいた人たちが•••
《10.⒐⒏•••》と、【カウントダウン】を始めた。
木嶋、かれんさんも一緒に•••
《⒌⒋⒊⒉⒈0•••》
新しい年になった。
周囲は、誰、彼となく•••
【A happy new year】や【新年、明けましておめでとう。】と、交錯しながら、挨拶をしていた。
木嶋は、隣りにいる•••
かれんさんに、
「新年、明けましておめでとう。」告げた。
かれんさんは、
「木嶋さん、新年(明けましておめでとうございます。今年も、よろしくお願いします。」木嶋に返礼した。
木嶋は、
「こちらこそ、よろしくね!」かれんさんに答えていた。
かれんさんは、
「午前0時を過ぎたので、これから•••人が出てきますよ。」木嶋に伝えた。
木嶋は、
「そうだね!地元の人たちは、混んでいる時間帯は、分かっているからね!」かれんさんに話したのである。
かれんさんが言う通り•••
段々(だんだん)と、人が増えてきた。
「かれんさんが話していた通りだね。」木嶋は、かれんさんを褒めていた。
かれんさんは、
「午前0時半が、《ピーク》に、人が空いてきますよ。」木嶋に告げた。
木嶋は、
「そうなんだ。屋台も、どんなのがあるか?楽しみだね!」期待をしていた。
祭りや、参拝する•••一つの楽しみは、屋台である。
かれんさんは、
「木嶋さん、お寺が見えてきました。屋台も、かなり出ていますよ。」木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「屋台も、いっぱい出ているね。」かれんさんに答えたのだ。
かれんさんは、
「木嶋さんが、好きな屋台は、ありますか?」木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「ありました。かれんさん、一緒に行きましょう。」かれんさんの右手を繋ぎながら、目指す屋台に向かった。
たどり着いたのは、《アプリコット》の屋台であった。
かれんさんは、
「木嶋さん、《アプリコット》の屋台ですか?《じゃんけん》の勝率高いですか?」木嶋に尋ねていた。
木嶋は、
「やってみないと、分りません。頑張ります。」
いつになく•••緊張しているのが、自分自身でも、判ったのである。
かれんさんは、
「頑張って下さいね!」木嶋を励ましていた。
屋台の若いお兄さんが•••
「いらっしゃい」威勢の良い声で、木嶋に声を掛けた。
木嶋は、
「《アプリコット》を下さい。」屋台の若いお兄さんに言葉を返した。
屋台の若いお兄さんは、
「隣りにいるのは、お兄さんの彼女?《スタイル抜群》だね。頑張らないと•••。」木嶋に伝えた。
木嶋は、
「頑張ります。」屋台の若いお兄さんに答え、勝負に掛けたのである。
「それでは、いくよ!」
「じゃん、けん、ぽん。」
木嶋は、【チョキ】
屋台の若いお兄さんは、【パー】
勝負は、木嶋に•••軍配が上がった。