表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
682/968

第682話

幸いにも、部屋の中で暖房だんぼうが入っているので、寒さで、風邪をひくことはない。

「30分ぐらい…このままで居よう!その方が、かれんさんも安心だ。」木嶋は、一人で呟いていた。

《リモコン》で、《テレビ》の《チャンネル》を変えた。

「おっ…【テレビ朝日】は、旅番組たびばんぐみをやっているんだ。かれんさんが、起きていたら、こんな場所に行ってみたいと思ってしまいそうだ。」ため息が出ていた。

かれんさんが、気づいた。

「あっ…木嶋さん。わたし、寝てしまったみたいですね!かなりの時間じかん…寝ていましたか?」木嶋に尋ねていた。

木嶋は、

「時間にして、30分ぐらいかな?」かれんさんに答えていた。

かれんさんは、

「そうですか!木嶋さん、毛布もうふを掛けてくれたのですね。ありがとうございます。」

未来みらいつまに、体調が悪くなったら大変。何か?掛けていないと…ね。新年を迎えるのに、病院通びょういんかよいじゃあ…年末年始休暇ねんまつねんしきゅうかが、寝正月ねしょうがつになってしまうからね。」木嶋は、かれんさんの体調管理たいちょうかんりに気をくばっていた。

かれんさんは、

「ありがとうございます。さてさて…木嶋さん、甘酒あまざけでも飲みますか?」木嶋に問いかけていた。

木嶋は、

「甘酒…か。身体からだも、温まるから、飲もうよ。板粕いたかすとかを入れるの?」かれんさんに伝えた。

かれんさんは、

板粕いたかすは入れません。《スティックタイプ》ですよ。今、ご用意をしますね。」

木嶋のもとから、立ち上がり…《キッチン》に向かった。

木嶋は、

「何か…本当の夫婦ふうふみたいだね。憧れてしまうな!」かれんさんに告げた。

かれんさんは、

「そうですね。私、好きな人と、ずっと一緒にいたいですよ。」木嶋に答えていた。

木嶋は、

「そうだよね。はるかさんと、一緒に過ごすことはあっても、お互いの家に行くことは、まず…ありない。本当に彼女なのかも、はなはだ…疑問ぎもんいだいている。果たして、それが…いいのか?悪いのかも、分からないね!」思わず本音ほんねが出てしまう。

かれんさんは、

「これは、私のかんですが…はるかさん、木嶋さん以外の人と…お付き合いをしている人がいる可能性かのうせいが、あるかも知れませんね!」木嶋に伝えた。

木嶋は、

「男性よりも、女性のかんするどいのは事実だからね。くちでは、他に付き合っている人はいないと…言っているが、本当のところは、分からないね!」かれんさんの言葉に納得していた。

かれんさんは、

「木嶋さんが、聞きづらいなら…私が、替わりに聞いてもいいのですが…どうしますか?」木嶋に尋ねていた。

木嶋は、

「はるかさんのことで、かれんさんに、迷惑めいわくをかけることは出来ません!いずれにしても、話しをしないといけない問題なので、自分自身じぶんじしんで、何とか…しますよ。」かれんさんに答えていた。

かれんさんは、

「はるかさんより、私のほうが…魅力的みりょくてきですよ。」自分を…《アピール》していた。

その魅力に、木嶋は、《クラッ》としたのである。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ