第679話
かれんさんは、
「木嶋さん、いつになったら…返事を頂るのですか?」木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「そうだね…いつ返事をしようかな?」かれんさんを焦らしていた。
かれんさんは、
「木嶋さん、意地悪しないで教えて下さい。」木嶋に嘆願した。
木嶋は、
「自分の《誕生日》に、返事をします!」かれんさんに答えていた。
かれんさんは、
「木嶋さんの《誕生日》って…いつですか?」木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「自分の《誕生日》ですか?1月9日ですよ!」かれんさんに告げた。
かれんさんは、
「1月9日って…もうすぐじゃないですか!」
「確かに、もうすぐだね。」木嶋は、他人事のような受け答えをしていた。
かれんさんは、
「木嶋さん、はるかさんと出会ってから…毎年、一緒に過ごされているのですか?」興味が沸いていた。
木嶋は、
「自分の《誕生日》を、はるかさんと一緒に過ごした《記憶》はないな。」あっさりと、認めていた。
かれんさんは、
「はるかさんが、彼女なら一緒に過ごさないと…。来年は、どうするのですか?」木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「どうしようかな?一人でいた時間が長いから、自分の年齢で、お祝いしてもらうのも、気が引ける。《誕生日》を、一人で過ごすのが当たり前だと…思っているんだ。本音を言えば…はるかさんと、一緒に過ごしたいね!」かれんさんは、木嶋の意外(いがいなあ一面を驚いていた。
かれんさんは、
「もし、何も決めていないなら…私が…木嶋さんの《誕生日》をお祝いさせて下さい。」木嶋に《アピール》した。
木嶋は、
「かれんさんに予定もあるし、自分のために、無理をしなくていいよ。」かれんさんに優しく話したのだ。
かれんさんは、
「例え、予定があっても…木嶋さんと一緒に過ごすことが出来るなら…そちらを優先しますよ!」木嶋に伝えた。
木嶋は、
「ありがとう。」と、答えたのだ。
かれんさんは、
「ちょっと…予定を確認しますね!」木嶋に告げ、自分の部屋に向かった。
木嶋は、なぜか?一人で、《ワクワク》していた。
かれんさんは、右手に手帳を持ち、木嶋の元に戻ってきた。
木嶋は、すかさず…
「あれっ…かれんさん、手帳を買ったの?」かれんさんに尋ねていた。
かれんさんは、
「私が、手帳を持つようになったのは、木嶋さんですよ!」木嶋に話していた。
木嶋は、
「えっ…自分が、かれんさんに、持つように…催促した《覚え》はないよ。」かれんさんに告げた。
かれんさんは、
「木嶋さん、手帳を見ながら、予定を確認していたので、私も…記録するようにしました。」木嶋に感謝していた。
木嶋は、
「自分が、手帳を持つようになったのは、《残業や《休日出勤》のことを、《ベース》にして、色んなことを書くようになったよ。」かれんさんに答えていた。
かれんさんは、
「木嶋さんらしくていいですよ。1月9日は…予定が空いていますよ!お祝いさせて下さい。」木嶋に伝えた。
木嶋は、
「かれんさんの熱意に負けました。」かれんさんに、頭を下げた。
かれんさんは、
「ヤッター」と、両手を上げ、喜びを表現したのである。