第671話
木嶋は、タウンページから、新しい歯医者を探していた。
《パラパラ》ページをめくると、気になる広告が出ていた。
「お…ここの歯医者が
いいな!昼休みがないのが、魅力的だ。会社勤めしていると、土日にやっていないと、通うことが出来ない。今度、ここにしよう。」リストアップをしたのだ。
そこは、木嶋の最寄り駅から歩いて…10分ぐらいの距離である。
それが、現実になる日が近いと思わなかった。
以前は、地元の歯医者に通っていたが…
会社の事情により、転勤になってしまった。
富高さんは、何度か…転勤の経験があるらしく…
【勤務した場所で、色んな人と知り合えることもある。】と、木嶋に話していた。
木嶋が、転勤したのは…《1度きり》である。
最寄り駅に、巨大な…建物が建設された。
その建物が竣工すれば…
【間違いなく、人の流れが変わる!】と、確信をしたのだ。
母親は、
「お父さん、《サラダ》を食べないと…。」父親の健康を気にかけている。
父親、
「そうだね。」と、
母親に答えていた。
お姉ちゃんは、
「私は、まだ、食べ足りないようなするけど…どうかな?」木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「やっぱり…そう感じるよね!何か?《オーダー》しようか?」お姉ちゃんに聞いていた。
お姉ちゃんは、
「私的には、《スープ類》を《オーダー》したいな!身体が…温まるからね!」木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「メニューを見るから考えるから…チョット、待ってね!」お姉ちゃんに告げ、メニューを、パラパラとめくっていた。
お姉ちゃんは、
「お母さん、《スープ》でも…《オーダー》する?」母親に問いかけていた。
母親は、
「お母さんも、そう考えていたんだ。お父さんでも、食べれるのがあるかね?」父親の歯を気にかけていた。
父親の歯は…ほとんどが入れ歯なので、出来るだけ…柔らかいのを、《オーダー》するように、心掛けていた。
木嶋は、
「お父さん、《野菜スープ》でも…いいかな?」父親に尋ねていた。
父親は、
「うん、《野菜スープ》でもいいし、《たまごスープ》でもいいよ!」木嶋に伝えた。
木嶋は、
「《たまごスープ》…か!今、《サラダ》を食べたからね。そうしようか?お姉ちゃん、それで…いいかな?」お姉ちゃんに聞いていた。
お姉ちゃんは、
「貴方の選択に任せるよ。」木嶋の判断に一任した。
木嶋は、右手を上げ…女性店員さんを呼んだ。
先ほどの女性店員さんとは違い…《スタイル抜群》の人が歩いてきた。
「お待たせしました…ご注文をお伺いいたします。」木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「えっ…と、《たまごスープ》をお願いします。」女性店員さんに告げた。
女性店員さんは、
「《たまごスープ》ですね?他に、ご注文は…ありますか?」再度、木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「それで、OKです。」女性店員さんに話していた。
女性店員さんは、
「畏まりました。少し、お待ち下さいませ!」木嶋に話し、その場を離れて行った。