第669話
母親は、
「お父さん、何にするの?」父親に尋ねていた。
父親は、
「甘酒でもあれば飲みたいな!」母親に伝えた。
母親は、
「甘酒か…!今、メニューを確認するね!」父親に答えていた。
木嶋は、
「お父さんは、甘酒…か?あるのかな?載せていないな!お母さん、メニューにないよ!どうする?」母親に話したのだ。
母親は、
「メニューにないなら仕方ない。お父さん、コーヒーでもいいよ。」木嶋に告げた。
木嶋は、
「お父さんは、コーヒーね。お姉ちゃんと、お母さんは…何か?オーダーしたの?」お姉ちゃんに問いかけていた。
お姉ちゃんは、
「私と、お母さんは…《ホットのカフェオレ》を頼んだよ!」木嶋に答えていた。
木嶋は、
「《ホットのカフェオレ》ね。自分も、同じのを選択しようかな?お父さんも、お母さんと、同じのにする?」父親に尋ねた。
父親は、
「うん。同じでいいよ。」と、首を縦に振り頷いたのである。
木嶋は、
「飲み物だけでは、テーブルの上が、物寂しいな!《フライドポテト》と《サラダ》でも、オーダーしようか?」母親に聞いていた。
母親は、
「それでもいいよ。家に帰ったら、遅いけど…晩御飯を食べようかね!」木嶋に話していた。
木嶋は、
「そうしようか。休みなので、時間を気にする必要はないよね!」お姉ちゃんに告げた。
お姉ちゃんは、
「新年を迎える準備は、ほぼ終わっているよ。」母親に伝えた。
木嶋は、右手を上げ…女性店員さんを呼んだ。
女性店員さんが、木嶋に気がついた。
「お待たせしました…《ご注文》をお伺いいたします。」木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「《ホットのカフェオレ》を2つ。それと、《フライドポテト》と《サラダ》をお願いします。」女性店員さんに伝えた。
女性店員さんは、
「《ホットのカフェオレ》を2つ、《フライドポテト》に《サラダ》でよろしいでしょうか?」木嶋に同意を求めていた。
木嶋は、
「それで、OKです。」女性店員さんに言葉を返した。
女性店員さんは、
「畏まりました。《サラダ》の《ドレッシング》は、《青じそ》と、《胡麻》がございますが…如何なされますか?」木嶋に問いかけていた。
木嶋は、
「お姉ちゃん、《ドレッシング》は、どちらにする?」お姉ちゃんに聞いていた。
お姉ちゃんは、
「《青じそ》がいいかな?さっぱりして…」木嶋に答えたのであった。
木嶋は、
「《ドレッシング》は、《青じそ》でお願いします。」女性店員さんに伝えた。
女性店員さんは、
「オーダーをお受けしました。お待ち下さいませ!」木嶋に話し、その場から離れて行った…。
木嶋は、
「本音を言えば、お父さんに…酒でも飲ませてあげたいが、《ドクターストップ》が掛かっているから、我慢しないとね!」父親を諭していた。
父親は、黙って頷くのである。
母親も、お姉ちゃんも、父親に《長生き》してもらいたいのが…家族共通の願いなのである。