第665話
母親は、
「お姉ちゃん…どこに行ったんだろうね?」お姉ちゃんの姿が見えないことに、憤りを感じつつ…
木嶋は、
「お姉ちゃん…何をしているのだろう?」段々(だんだん)と、不安になって行く。
お父さんも、
「お姉ちゃん…どこにいるんだ。」お姉ちゃんに、苛立っていた。
「ゴメン…待った?」お姉ちゃんが、走りながら…木嶋たちの元に歩いてきた。
母親は、
「お姉ちゃん…何をしていたの?」お姉ちゃんに問いかけていた。
お姉ちゃんは、
「空港内のショップを見ていたら、お父さんたちが、来ていることに気がつかなかった。」母親に答えていた。
母親は、
「お母さんたちは、今…出発ロビー前に着いたばかりだからいいけど、叔父さんだったら」帰っているよ。あお姉ちゃんに伝えた。
木嶋は、頷いていた。
お姉ちゃんが、出発ロビー前の《インフォメーション》に、《レンタル車椅子》の手続きに行く。
その間…木嶋たちは、空港内のソファに座っていた。
木嶋は、ふと…航空会社の【チェックインカウンター】を覗くと…見慣れた姿を見かけた。
「あれっ…麻美さんじゃないのかな?」疑問を抱いていた。
すぐに、携帯を手に取り…呼び出し音が鳴っていた。
木嶋は、
「なかなか…電話に出ないね!」なぜ?電話に出ないのか?分からなくなっていた。
木嶋は、一旦電話を切ったのであった。
携帯が…
「ピローン、ピローン、ピローンか着信音が鳴り響いていた。
画面を見ると…麻美からである。
木嶋が電話に出た。
「もしもし…木嶋ですが!」
「木嶋君、お久しぶり…麻美です。元気にしていますか?」麻美が、木嶋に話したのだ。
木嶋は、
「元気にしていますよ。今…空港内で、麻美さんを見かけたのですが、人違いではないよね?」麻美に尋ねた。
麻美は、
「木嶋君の目の前を通ったのは、私ですよ!」木嶋に答えていた。
木嶋は、
「やっぱり…そうだったんだ。娘さんも、一緒だよね!」麻美に聞いていた。
麻美は、
「うん。沖縄で…《年末年始》を過ごします!」
「沖縄で、《年越し》なんて…いいよね!暖かい地域に行くのだから、《メイン》は…泳ぐでしょ!」木嶋は、麻美に伝えた。
麻美は、
「子どもも、それが…楽しみみたい。新しい水着を着れるのが、嬉しいみたい。」
「もちろん、麻美さんも…《泳ぐ》でしょ?」木嶋は、麻美に問いかけていた。
麻美は、
「私も、《泳ぎますよ。」木嶋君も、年末年始を…事故のないように、過ごして下さい。」木嶋に伝えた。
木嶋は、
「ありがとうございます。麻美さんも、沖縄旅行…気をつけてね。年が明けたら…富高さんと一緒に伺います!」麻美に告げた。
麻美は、
「木嶋君、楽しみにしていますね。それでは、行ってきます。」木嶋に手を振り、搭乗口に入って行った。
木嶋は、
「自分も、一度くらいは、沖縄に行ってみたいな!また、飛行機に乗りたいな!」思わず、願望が出てしまった。