第661話
「もし、家族で大相撲を観るなら、いい機会なので、《叔父さん》たちも、呼んでもいいと思うが、どうかな?」木嶋は、母親に聞いていた。
母親は、
「それも、一つの手段だね。ただ、《叔父さん》たちが来れるかどうかも分からないし、来たら…《寝るスペース》がないよ!どうするんだ?」困惑した表情で、木嶋に尋ねていた。
木嶋は、
「お姉ちゃん、《叔父さん》たちが来た場合…《寝るスペース》がないと、お母さんが、困ったことを言っているが、何か?いい策は…ないのかな?」お姉ちゃんに問い掛けていた。
お姉ちゃんは、
「そうだね。家の近くに、《日帰り温泉》が出来たでしょう。そこに、泊まれないかね?」木嶋に答えていた。
木嶋は、
「《日帰り温泉》って…。良く家族で行く…あそこね!確かに、宿泊するところはあるね。あとは、料金次第だね!」お姉ちゃんに話したのである。
父親は、
「たまには、家族で、箱根や、湯河原辺りの《日帰り温泉》に入りながら、おいしいものを、食べに行きたいね!」母親に告げた。
母親は、
「最近、家の近くの温泉にも、行く機会がないからね。お父さんが、不満を言うのも分かるね。来週辺りに、どこかの《日帰り温泉》にでも行こうかね!」父親に答えたのであった。
お姉ちゃんは、
「大相撲のチケット料金は、判ったの?」木嶋に聞いていた。
木嶋は、
「これから、調べます。」お姉ちゃんに話し、携帯電話を…後ろのポケットから取り出した。
「えっと…大相撲のチケット代金は…?」木嶋が、ボヤきながら…携帯を操作していた。
いつも…《プロ野球》や《バレーボール》など、自分が…興味ある《スポーツ》などがあれば、チケットサイトからチケットを購入して、東京の《代々木体育館》や、新横浜の《横浜アリーナ》まで、観戦に行くのである。
木嶋は、
「お姉ちゃん、大相撲のチケット料金が判ったよ。」お姉ちゃんに伝えた。
お姉ちゃんは、
「いくらなの?」木嶋に尋ねたのである。
木嶋は、
「特溜席は、30000円、升席は、20000円などだよ。」お姉ちゃんに答えていた。
お姉ちゃんは、
「大相撲は、《プロ野球》よりも、金額が割高に設定されているね!両国国技館まで行かないで、家のテレビで観れば、タダだよ。お父さんは、観に行きたいのかな?」父親に問いかけていた。
木嶋は、
「お父さん、大相撲のチケット料金を調べたら…結構な金額だよ!どうする?」父親に聞いていた。
父親は、
「プロ野球よりも、高いのかな?」木嶋に尋ねていた。
木嶋は、
「プロ野球よりも、かなり高いね!」父親に告げたのである。
父親は、
「《プロ野球》よりも高いんじゃ…行きたくないね!お母さんの意見は…!」木嶋に話していた。
木嶋は、
「お母さん、大相撲を生で観戦したいのかな?」母親に聞いていた。
母親は、
「高いんなら、行かなくても…いいよ。」木嶋に告げたのである。