表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
648/968

第648話

《ダイヤ情報》の画面を開いた。

「うわぁ~、色んな路線の情報があるな!今年は…全国的ぜんこくてきに、台風被害たいふうひがいがあった地域ちいきが多かった!被害ひがいがあった地域の復旧ふっきゅうに、時間が掛かるのは、仕方ないよな。それでも、《バス代行だいこう》があるにしても、かなりの大回おおまわりになってしまう。それを考えると、都会とかいに住んでいて良かっためんもあれば、両親りょうしん田舎いなかもいいかも知れない。」

安堵あんどな気持持ちになるも、肝心かんじんな東海道線の情報を見逃みのがしていた。

「あっ…東海道線の遅れ情報を確認しないと…」自分に苦笑いを浮かべていた。

「東海道線は、どうなっているのかな?」

再び…《ダイヤ情報》の画面を、【クリック】した。

「東海道線は、ほぼ平常通へいじょうどおりの運転になっていますか…多少たしょう、電車を間引まびきしたかな?それでも、平常運転へいじょううんてんなら、時間が読めるし、いいかな!」納得していた。

東海道線のホームに向かった。

「間もなく、電車が到着いたします。危ないですから…黄色きいろせん内側うちがわに下がって、お待ち下さい。」構内アナウンスが流れていた。

木嶋は、すかさず…腕時計うでどけいで、時間を確認した。

「今…午後9時を過ぎたばかりか…。あと、2分で到着か。京浜東北線で帰るよりは、待っていた方が、得策とくさくだな。」木嶋は、東海道線のホームで、電車を待つことにした。

すると…電車が到着した。

意外なほど…電車の中に、人が乗車していなかった。

「なんか…拍子抜ひょうしぬけしちゃったな!」いつわざる正直な気持ちであった。

電車に乗り、空いている座席に座った。

「東海道線も、長椅子ながいす車両しゃりょうが、ほとんどになってしまったな。寂しいな!」

「通勤で、乗客じょうきゃくをたくさん乗せるには、これしかないよな!」木嶋は、一人で呟いていた。

「ピコパララン、ピコパララン、ピコパララン。」発車ベルが鳴り響いている。

「ドアが閉まります。ご注意下さい。」構内アナウンスが流れていた。

男性車掌さんが、

「ドアを閉めます。」車内アナウンスをしたと同時に、ドアが閉まった。

「ガタン、ゴトン」と音を起てながら、横浜駅を出た。

木嶋は、一人で…夕刊紙を広げた。

最寄り駅まで、10分ぐらいである。

【フー】と、息を吐いた。

「麻美さんには、色んな意味で、お世話になりながら、何も、《恩返おんがえし》が出来ていないのに、どうすればいいのかな?《ヒント》が見つからないな!」

明日あした、富高さんの職場に行かないと…。」ボヤいていた。

電車が、木嶋の最寄り駅に到着した。

木嶋は、東海道線から降り、改札口に向かった。

改札口を出て、家までの距離を歩いて行く。

駅から、木嶋の家まで…歩いて、10分前後ふんぜんごである。

「ウォーミングアップにしては、距離が短いかな?か疑問を抱いていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ