第625話
木嶋は…
かれんさんが、どこにいるのか…周囲を見渡していた。
すると…奥の座席で、かれんさんが、右手を振っていた。
木嶋は、それに気がつき、かれんさんのいるテーブルに向かった。
「かれんさん、お待たせしました!」かれんさんに声を掛けた。
かれんさんは、
「木嶋さん…分かりにくくてゴメンなさい。私は、一人で…《スターバックスコーヒー》にいると…大体この辺りに座っていることが多いですね!」木嶋に伝えた。
木嶋は、
「自分は、《スターバックスコーヒー》などに、立ち寄ることがないので、座席の。座り心地は…いいのかな?」かれんさんに問いかけていた。
かれんさんは、
「ほとんどの《カフェ》が、木製の椅子を使用していますからね!長時間座っていると、私でも、お尻が痛くなるときが、ありますよ。」
「そうだよね!《スターバックスコーヒー》や《ドトールコーヒー》など…木製の椅子を使っているんだ。鉄の《パイプ椅子》などから比べたら、【温もり】があるよね。」木嶋は、かれんさんに答えていた。
かれんさんは、
「そうですね~。【木の温もり】がありますよね。私にとって…《スターバックスコーヒー》などは、息抜きをするのに、最高ですよ。長くいる人は、3時間ぐらいいます!」木嶋に話していた。
木嶋は、
「そんなに、長い時間いる人もいるんだ!かなりの強者だね。自分は、待ち合わせなら、1時間ぐらいは平気だが、何もなく、一人でいるときは、30分が限界だね。」かれんさんに答えたのである。
「でも…一概に、ここにいる人たち…全員が、同じではないですよ。」
「確かに、それは言えるよね!」木嶋は、頷いていた。
かれんさんは、
「仕事の打ち合わせをしている人…パソコンで、株式市場のチェック、携帯小説を読んでいる人など…色んな人たちがいますよ。」木嶋に告げた。
木嶋は、
「人は、10人いれば…10の考え方や、行動の仕方があるからね!」かれんさんに答えていた。
かれんさんは、
「まぁ…私の場合は、勉強が主ですからね!たまに、大学の仲間と話したりしています。」
「いわゆる…【女子会】ですか?」木嶋は、かれんさんに聞いていた。
かれんさんは、
「そうです。【女子会】です。」木嶋に伝えた。
木嶋は、
「大学の《サークル仲間》と《合コン》は開催しないの?」かれんさんに問いかけていた。
かれんさんは、
「私自身…木嶋さんがいるので、《合コン》に興味はないです。」木嶋を持ち上げていた。
木嶋は、照れながらも…
「かれんさん、随分…持ち上げますね!」かれんさんに伝えた。
かれんさんは、
「本当のことを、話したのです!」
木嶋は、
「かれんさん、美人だから…《合コン》に出席すれば、モテるのに…!」かれんさんに、《合コン》に出るように勧めたのである。
かれんさんは、頑なに…首を縦に振らなかった。
木嶋は、それ以上…強く、言えなかったのである。